ウッドデッキ製作記 構想編

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ウッドデッキをDIY! 2枚の大きな板が浮いているデザインのウッドデッキ製作

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DIYの醍醐味といえば「ウッドデッキ製作」。

庭造りの一環として、やってみたいと思っている方は多いと思います。

ウッドデッキがあれば庭でバーベキューをしたり、コーヒーブレイクとしての憩いの場にもなりますよね。

今回は幅3,420mm、長さ2,400mmの大きなウッドデッキで、基礎石が見えない「空中に浮いたようなデザイン」に仕上げたいと思います。

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ウッドデッキ製作は構想から製作まで、段階ごとのポイントをおさえながら計画的に進めることが大切です。

そのため、各工程をシリーズにしてお送りします。

(多少現場合わせと変更が発生しますが、ご了承ください。)

この回では構想編と題して、ウッドデッキ製作に重要な最初の工程「プランニング(設計)」についてご紹介します。

【5回シリーズでお届けします】
・構想編(プランニング、材料の割り出し、予算見積り、予約購入)←今回
下準備編(サイズ確認、塗装)
製作編1(枠の高さ、位置決め)
製作編2(根太、大引製作)
最終回(床材張り)

ウッドデッキ製作の手順

ウッドデッキ製作は以下の流れで進めていきます。

  1. デザインの構想
  2. プランニング(設計図の製作)
  3. 材料の割り出しと予算見積り
  4. 基礎や土台作り(今回は土間コンクリートの上に製作します。)
  5. 木材の塗装(木材は事前に塗装します。)
  6. 束石の設置と枠設置
  7. 大引と根太の製作
  8. 床張り

この回では、1〜3の工程を解説していきます。

デザインの構想

ウッドデッキにはいろんなデザインがあります。

今回製作するウッドデッキのイメージは、基礎の石が見えない2枚のデッキが浮いているように見えるウッドデッキを表現してみたいと思います。

通常の構成よりちょっと難しくなりますがカッコイイと思います。

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あと少し、スターバックスのテラス席もイメージさせたいと思います。

ウッドデッキDIY デザイン案

ウッドデッキの基本構造

ウッドデッキは基礎石(束石)の上に柱を乗せ、格子状の枠を組んでその上に床板を乗せる構造です。

ウッドデッキの基礎構造

ウッドデッキ用語
束柱(つかはしら) 基礎石(束石)とウッドデッキを支える柱
大引(おおびき) 束柱と根太を支える水平材
根太(ねだ) 床を固定するための水平材

束柱の間隔は600〜1200mmの範囲で配置するのが基本です。

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根太や大引の太さ、板の厚さ、ウッドデッキの形状に合わせて無理のないように。

ウッドデッキの高さはサッシの枠下の高さになるため、あらかじめ枠下部分を計測しておきます。

今回の計測値は510mmなので、余裕を持たせて500mmとします。

ウッドデッキの高さをサッシに合わせる
ウッドデッキの高さ

ウッドデッキのプランニング

ウッドデッキ製作で重要となる一番最初の工程は「プランニング(設計)」です。

設置する位置から高さ、大きさを割り出して、使う木材の量を算出します。

今回は、束柱の間隔を600mmを基本として、大引と根太を組んでいく計画です。

浮いたデッキの表現として、束柱は外周ではなく内側に入れます。

外周の支えは細かい根太で強化する予定です。

ウッドデッキDIY 構想図面

無料CADソフトを使った設計

ウッドデッキのプランニングを行う際に、CADソフトがあると便利です。

オススメなのが無料ダウンロードで使用できる「jw-cad」です。

jw-cad使用イメージ

jw-cadは建築業界でも使われている高機能CADソフトです。

無料なのにカスタマイズも可能で、マニュアル本や解説サイトが豊富です。

ぜひ使ってみましょう。

※jw-cadの使用方法は割愛させていただきます。

jw-cadを使用しない場合は、方眼紙に10分の1、もしくは20分の1スケールで作図して下さい。

材料の割り出し

作図した図面を元に、材料の本数を割り出します。

材料はSPFのACQ材(高耐久防腐注入材)を使用します。

一般的にデッキ材というとウエスタンレッドシダーです。

高耐久となるとイペ』『ウリン』など。しかし、費用的には高価になってしまいます。

そこで今回使うのがSPF材でも高耐久防腐剤を注入したACQ材です。費用はウエスタンレッドシダーの3/4、ウリン・イペの1/2以下です。

なるべく費用を抑えたい時の救世主的な材料です。

今回はこのような内容になりました。

  • SPF 4×4 (90×90mm):長さ1820mm…7本
  • SPF 2×6 (38×138mm):長さ2400mm…30本
  • SPF 2×6 (38×138mm):長さ3600mm…8本
  • SPF 2×8 (38×183mm):長さ3600mm…8本
  • 束石:35個
  • 塗料:ガードラック(チョコレート)4L缶
  • コーススレッド:65mm適宜
  • コーススレッド(ステンレス) : 65mm適宜

上記の材料を基本として、後は製作しながらデコレーションの追加もあるかなと思います。

予算の見積り

割り出した本数から予算を見積ります。

その場合、ウッドデッキ材専門店のサイズ価格表があると便利です。

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作図の際も参考になりますよ。

ウッドデッキの予算見積り

当サイトでいつも大物を製作する際は、山梨県甲府市にあるデッキ材専門店の木工ランドで購入しています。

ウッドデッキの図面作成から、材料の全国配送、DIYの無料サポートまで幅広く行っているお店です。

材料やサイズがわかっていれば、見積金額も出してくれるので安心です。

興味のある方はのぞいてみてください。

ウッドデッキ用木材専門店
ウエスタンレッドシダー・イペ・ウリン・枕木のことなら「木工ランド」https://www.mland.gr.jp/

材料の予約購入

ウッドデッキ製作に使う材料は、通常の木工DIYと違い、かなりの本数を要します。

そのため、お店にフラッと行って購入できる本数ではありません。

あらかじめお店側に欲しい本数を伝えて「予約購入」という形を取りましょう。

製作本番に備えて

次回はいよいよウッドデッキ製作のスタートです。ウッドデッキはデザインが四角形の場合、「水平」と「寸法」に気をつければ実はシンプルな組み立ての連続です。

しかし、注意すべきポイントはたくさんありますので、その部分も丁寧に解説しながら製作していきます。次回の製作記をお楽しみに!

第2回:下準備編

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