2枚の大きな板が浮いているデザインのウッドデッキ製作記4回目です。
ウッドデッキ製作は3日目に突入です。想定の範囲内ですよ。
「デッキが浮いているように見える」表現は、デッキの支え方にひと工夫が必要です。
今回の製作から全容が見えてくると思います。
前回の製作で、デッキ枠の「高さ」と「位置」を決めました。
今度はそのデッキ枠に「束柱」「根太」「大引」を取り付けてウッドデッキの骨組み・構造部分を組んで行きます。
根太や大引を組む順番は、一般的に下から「基礎→束柱→大引→根太」という手順です。
【5回シリーズでお届けします】
・構想編(プランニング、材料の割り出し、予算見積り、予約購入)
・下準備編(サイズ確認、塗装)
・製作編1(枠の高さ、位置決め)
・製作編2(根太、大引製作)←今回
・最終回(床材張り)
ウッドデッキ製作4回目スタートです。
ウッドデッキの材料
- SPF 2×6材:8feet(2400mm)…30本
- SPF 2×6材:12feet(3600mm)…7本
- SPF 2×8材: 12feet(3600mm)…8本
- SPF 4×4材:6feet(1820mm)…7本
- 束石(沓石):35個
- コーススレッド65mm(ステンレス、ユニクロ)
- ガードラック(チョコレート)
ウッドデッキ製作の道具
- スライド丸ノコ、丸ノコ
- メジャー(コンベックス)
- クランプ各種(クイックレバークランプ、Gクランプ、クイックリリースクランプ、コーナークランプ)
- インパクトドライバー
- 布サンディングペーパー#100
- 水平器(450mm、300mm)
- 留型スコヤ
- 塗装セット(刷毛、さげつ、ウエスorタオル)
根太の取り付け
今回の床は、デッキ枠の上面と同じ高さに仕上げます。
そのため、根太の取り付けは作業で出た端材をガイドにして、根太を取り付ける高さを決めます。
ポイント
今回のデザインでは、根太の取付高さが決まると大引きや束柱位置が決まります。
根太の間隔は600mmを基本として、デッキに掛かる負担を考えながら配置して取り付けます。
束柱の取り付け
束柱(SPF 4×4材)は、根太の高さより10mmほど低い高さ(今回は320mm)でカットします。
SPF 4×4材のカットはスライド丸ノコを使いましたが、一回でカット出来ないので回しながらカットしていきます。
束柱と根太の固定は、根太の下部に4ヶ所ビス打ちします。
束柱の垂直も水平器でしっかり確認しましょう。
サッシ両端に次回製作予定のオーニング設置用の柱を立てる事にしました。
SPF 4×4材を、長さ1300mm×2本用意。
この柱は見える柱なので、しっかり垂直を確認!
反った根太材の矯正方法
無垢の木材は反りや曲がりがどうしてもあります。
構造材には、良い部材を使いたい所ですが無垢材は致し方ないですね。
部材を矯正しながら固定していきます。
まず、根太の両端を曲がりに関係なくデッキ枠に同じ間隔で固定します。
「補強用根太」を反っていない部分にだけ取り付けます。
補強用根太の長さは、デッキ枠近くの長さで切り出します。
次に、根太の曲がりが大きい位置に太さ10mm位の丈夫なロープを巻きつけて、クイックレバークランプで引き寄せます。
今回は反りが大きかったので、もう一ヶ所引き寄せました。
最初に付けたクランプは上側、手前のクランプは下側で引き寄せます。
そうすることでバランス良く引き寄せる事ができます。
矯正が完了したら、コーススレッドで補強用根太と根太、束柱を固定します。
これで反っていた根太が矯正されました。
この後、反った根太の前後も補強用根太を入れて完全に反りを抑えます。
補強用根太の取り付け
先程の反り矯正と、完成後は重量のあるテーブルや椅子など床に掛かる重さを判断して「補強用根太」を入れていきます。
床に一番負担が掛かる部分の補強が完了です。
デッキ枠の固定
デッキ枠の1段目と2段目を繋げていきます。
繋げる場所は、正面から見えなくなる面(デッキ奥と家側)です。
今回は端材のSPF 2×8材を活用しました。