大きな2枚の板が浮いてるデザインのウッドデッキ製作記2回目です。
今回は、第1回「構想編」で作図した図面を元に、材料の発注を行いました。
さらにサンドペーパー、塗料を購入し、製作前の下準備を進めていきたいと思います。
【5回シリーズでお届けします】
・構想編(プランニング、材料の割り出し、予算見積り、予約購入)
・下準備編(サイズ確認、塗装)←今回
・製作編1(枠の高さ、位置決め)
・製作編2(根太、大引製作)
・最終回(床材張り)
ウッドデッキ材の搬入
山梨県甲府市にあるウッドデッキ専門店「木工ランド」さんに2日前にメール発注して、作業当日10時に受け取りに行きました。
ラッキーな事に作業現場が木工ランドさんの近くなので、トラックもお借りすることができました。
長物の輸送はトラックが必要なので、専門店と顔なじみになると何かと助かります。
木工ランドさん、いつもありがとうございます!
今回は大きなウッドデッキなので、材料も満載です。
荷下ろしだけでも一苦労。。。
完成イメージの把握
束石でのサイズ確認
今回使う束石(別名:沓石 くついし)は、200×200mm、高さ170mmの物を35個使います。
束柱が収まる穴と、水はけ用の溝が切ってある形です。
今回のウッドデッキは、地面がコンクリート土間施工済みの上に作ります。
土の上に束石を置く場合は、先に整地して水平を出しやすい環境を作ります。
ウッドデッキ施工後の草処理を考えると、土間もしくは厚めの砕石を敷いてからウッドデッキを製作した方が良いです。
メジャー(コンベックス)2個を使って、デッキ全体の大きさを測ります。
そして、大まかに束石を仮置きしていきます。
仮置きした束石を、600mm間隔を基本として配置していきます。
デッキ材の仮置きでサイズ確認
配置した束石を元に、デッキ材をウッドデッキの大きさに合わせて仮置きしていきます。
この段階で「完成のイメージと合っているか」「デッキ材の収まりに問題はないか」を事前に確認します。
デッキ材の下準備
表面処理
- 布サンディングペーパー#100
デッキ材の表面(4面)を、布サンディングペーパー#100で整えていきます。
この時点で割れや欠けも確認して、「ウッドデッキのどこに使うか」もイメージしておきます。
単調な作業です。
そんな中、急に雨が降ってきたので、ペーパー掛けしながら「雨除け櫓(やぐら)」組んでみたりして…遊びながら頑張りました。
防腐剤塗装
- ガードラック(チョコレート)4L缶
- トタン用刷毛
- 50mm刷毛(油性塗料用)
- さげつ(塗料を小分けする容器)
- ウエス or タオル
デッキ材の1回目の塗装は「製作前」に行います。
こちらも単調な作業ですが、ウッドデッキを組んでからは塗装できない箇所ばかりなので、頑張って塗装します。
■ウッドデッキ塗装の豆知識
ガードラックなどの防腐剤着色塗料は、浸透性が高い反面、塗料が飛んだり垂れたりします。
特に垂れやすいのは「木材の端」です。
端から外に向かって塗装すると、刷毛後ろの毛が跳ねて塗料を飛ばしてしまい、コンクリート土間を汚してしまいます。
なるべく塗料を刷毛に付け過ぎず、端から内側に向かって塗装しましょう。
土間に塗料が付いてしまった場合は、サンドペーパーで削り取りましょう。
広い面の塗装は、大きなトタン用刷毛で一気に塗装します。
たっぷり塗料を付けて、木材の中心を塗ります。さらにそのまま木材の端側に伸ばしていきます。
塗装が終わったら乾燥させて、裏面を塗装します。
夏場は1時間ほどで乾燥しますが、秋冬は3時間乾燥させても生乾きです。
焦らず、1日目を全部使って塗装に専念しましょう。
デッキ材切り出し前の下準備
塗装が完了したら、組み立て時のイメージをさらに膨らませます。
根太や大引の配置や収まりを確認する事で、スムーズな製作ができます。
本日のまとめ
下準備は地味な作業ですが、ウッドデッキ製作には欠かせない作業です。
高価なデッキ材を無駄にしないよう、事前に何度も確認してミスを予防することが大切です。
<束石の配置>
ウッドデッキの完成サイズをイメージ
<デッキ材の仮置き>
完成のイメージと合っているか、デッキ材の収まりに問題はないか確認
<サンディングペーパー処理>
割れや欠けを確認して、ウッドデッキのどこに使うかをイメージ
次回は、一番楽しいウッドデッキの製作です。実際には「木材の曲がり」や「反り」で図面通りに行かないところも多々ありますが、事前のチェックで心構えができます。
臨機応変もDIYの醍醐味です!次回の製作記をお楽しみに!
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