市販のプラスチック製プランターは耐久性と雰囲気でチョット不満。
そこで雰囲気の良い木製プランターを製作しようと思いました。
材料は、デッキ材として高耐久なアイアンウッドのイペを使います。
本来なら、防水シートをプランターの内側に取り付けて使いますが、イペは水にも強く土が付いても大丈夫かなと思います。
実験的な意味合いも込めて使って見ます。
ウッドデッキやガーデンにも溶け込むデッキ材を使った木製プランターの作り方をご紹介します!
DIYレシピ
木製プランターの材料
- イペ 30mm厚 500mm程度 11枚
- デッキビス 65mm
- 木部塗装 ウッドガード
木製プランター製作の道具
木製プランターサイズをイメージ
今回の材料はアイアンウッドのイペを使います。以前、ウッドデッキ製作で出た端材の有効活用です。
高耐久な木材なので、木製プランターには最適の木材かなと思います。
家庭菜園はバジル、ミニトマト、ナス、などを毎年作っていますので深さが必要だなと。
デッキ材を2段にすると丁度よい深さになりますね。
木製プランター部材の切出し
各部材サイズは希望する木製プランターの大きさに。
今回は550mm×408mm、高さ252mmです。
木製プランターの枠部材2段分と底板3枚、底脚用3枚を切出しました。
ここで思案。
イペ材はとても重い材料です。
木製プランターとして完成した時に持ち歩ける重量では無いかなと。
そこで、枠の1段目と2段目を分解できる様にしようと思います。
重箱みたいに重ねる仕様です。
トリマーテーブルで重箱仕様に
重箱式で重ねるには、枠にオス・メスの溝加工を行います。
そこで登場するのが、以前製作したトリマーテーブルです。
トリマーに16mmビットを取り付けてテーブルにセット。
トリマーの切削範囲
トリマーの切削は、ビットに負担を掛けない様に5mm単位で切削した方が良いです。
今回は特にハードウッドなので、3mm単位を3~4回に分けて切削していきます。
1回目の切削は、縦5mm×奥行5mmにセットして切削してみます。
本作業に入る前に、端材で試し切削をして見ます。
少し抵抗感があり多少の裂けも出ましたが、1回目の粗削りはイケそうですね。
メス側の切削は、両端15mmを切削しません。
そこで、トリマービット幅をマスキングテープで印しておきます。
メス側の長い部材2枚は、15mm内側から切削。
その他、6枚は端までそのまま切削します。
メス型の切削はこんな感じです。
ここから、深さ10mm×奥行き15mmに仕上げます。
5mm×5mmの切削では、多少裂けが出ました。
アイアンウッドならではかなと思います。
ここからは、3mmづつ掘り進めます。
手前の裂けは、1回目に出来たものです。
硬い木は、少しづつ掘り進めた方が良いですね。
イペの切削は、粉状の切削屑が出ます。
トリマーテーブルの集塵機能を至急作る必要性を感じます。。。
4回の切削で完了しました。
裂けは、出ましたが内側なのでOKという事で。。
オス側(1段目)とメス側(2段目)の状態です。
オス側は更に1mm深く掘って遊びを作りました。
1段目の組立
1段目の枠組立てから進めます。
底板を入れて、枠との不具合を確認してこの段階で修正しておきます。
コーナークランプで直角固定をしてビス止めしていきます。
今回のビスはデッキ用の芯が太いビスを使います。
ハードウッドのビス止めは、必ず皿取錐で下穴を開けてからビス止めします。
65mmのデッキビスを使うので、下穴は70mmあけます。
デッキビスに付属している四角い頭の専用ビットで固定。
通常のビスより芯が太いのでネジ切れる事は無いですね。
枠は3ヶ所づつ固定。
枠を組み上げたら、底板を入れてデッキビスで固定します。
底に3枚板材を固定するので、底板は前後1本づつ固定。
底板を固定したら、底にイペデッキ材を取り付けます。
底脚部も枠と同様にビス止め。
重箱オス部分の不要部分を胴付きノコとノミで切り取ります。
1段目の組立が完了しました。
角などをサンドペーパー#100とカンナで整えます。
1段目横に12mmの水抜き穴を設置。
左右2ヶ所あけました。