ハードウッド・アイアンウッドを使ったウッドデッキ製作の時に、通常のコーススレッドではねじ切れてしまう事があります。
ハードウッド・アイアンウッドと言われる木材では、木が固く抵抗が強すぎる事が原因です。
ハードウッドでは下穴を開けてビス固定を行いますが、通常のコーススレッドでは下穴を開けたとしてもネジ切れる事があります。
そこで、ウッドデッキ製作やハードウッド・アイアンウッドを使った製作に最適なデッキビスをご紹介します。
デッキビスの紹介
- ウイング社製
- 錆びないステンレス材(SUS304)使用。
- デッキ材に同調するブロンズ仕上げ。
- スクエア(四角)ビット#2 1本付属
- フレキなし仕様
- 頭径:10.0mm
- 入数:100本
参考価格:3500円前後
デッキビス サイズ
ビス長さ :35mm、45mm、55mm、65mm、75mm、90mm
下穴ドリル:4.0mm〜5.0mm
推奨錐 :スターエム ウッドデッキ用皿取錐
デッキビス 付属ビット
デッキビスには専用ビットが付属しています。
ビス頭が四角なので、100本使用する中でダメになる事は無いかなと思います。
ポイント
抵抗の強い硬い木材の場合、インパクトドライバーの打撃を当て続けると十字のビス頭だとナメてしまう事もあります。
四角く深目の穴なので衝撃にもビクともしません。
デッキビス ビスサイズ
デッキビスの芯部分の太さをノギスで計測してみます。
約4.0mmの太さ。見た目でも太いなと思います。
通常のコーススレッドと並べて比較してみると芯の太さが目立ちます。
芯の太さは、1.0mmの差があります。この太さがねじ切れに対しての強さですね。
更にネジ部に切込みがあり、切りながら進んでいく機構です。
デッキビスでの固定
デッキビスの固定をしていきます。
デッキビスをハードウッド・アイアンウッドに打ち込むには、ウッドデッキ用皿取錐が不可欠。
デッキビスの推奨下穴径は4.0~5.0mmです。

皿取錐で下穴を開けて、専用ビットで取付。
参考
下穴は、ビス長さ65mmに対して70mmの深さが良いです。
下穴ドリル径は、4.0mm~4.5mmが最適。
ハードウッドの場合、皿部分がインパクトドライバーの締め込みで沈むことがありません。
ビス頭が部材面と同面もしくは少し中に入るくらいが最適ですね。

皿取りの深さは慣れが必要ですね。
まとめ
ハードウッド・アイアンウッドのビス止めで発生する『ビスのねじ切れ』や、製作後のビス強度が限界に達すると『ビスの破断』が発生します。
そうなると修復不能の穴が出来てしまいますし、事故の原因にもなります。そこで、デッキビスがあるとねじ切れ・破断になる可能性がグッと減ります。
ウッドデッキ製作や木柵製作などハードウッドや屋外環境では有効なビスですね。
オススメグッズ
ハードウッドの固定にはデッキビスが最適