今回は出張tsukuroもっとのご依頼を受けてウッドデッキを製作します。
今回は今まで製作してきたウッドデッキの耐久性や経年変化などの観察から2種類の木材を組み合わせて耐久性が高く、コストを抑えたウッドデッキ製作で計画します。
木材風のメンテナンス不要素材もありますが、やはり木の風合いが無く味気ない気がします。
ウッドデッキと言うくらいなので木材を活用したウッドデッキの方が雰囲気が出て良いと思いますね。
今回は整地作業からウッドデッキを製作していきますので、参考にして頂けるとありがたいですね!
DIYレシピ
ウッドデッキ製作の材料
- アマゾンジャラ 25mm×145mm×3000mm
- アマゾンジャラ 25mm×145mm×2700mm
- SPF AQC材 90mm×90mm×1820mm
- 羽付き沓石 8個
- ピンコロ 15×12 22個
- 小粒砕石
- コーススレッド 65mm・75mm
ウッドデッキ製作の道具
- 鍬・スコップ
- 水平器600mm・300mm
- 丸ノコ・丸ノコガイド・のこぎり
- バークランプ
- メジャー・差し金・コンビネーションスコヤ
- インパクトドライバー・下穴ドリル
- ウッドガード(ダークオーク)・刷毛
階段付きウッドデッキの製作
今回のウッドデッキの大きさは3000mm×1800mmの階段付きウッドデッキです。
何度かウッドデッキを製作してきて、耐久性とコストのバランスを考えました。
過去にはオールレッドシダーやオールSPF AQC材、オールイペ材などで製作。
その後の痛み具合や経年変化を見て今回はアマゾンジャラ+SPF AQC材の組み合わせを考えました。
ウッドデッキ木材の特徴
- ウエスタンレッドシダー:代表的なデッキ材。加工性は良いが2回/年程度の再塗装が必要。
- オールイペ材:高耐久材ですが、コストが高い。硬いので作業効率が悪い。
- SPF AQC材:コストはかなり抑えられるが、痛みが早い。乾燥が進むと縮みが激しい。
今まで製作してきての個人的な乾燥です。環境・工法でも変わります。
今までの経験から今回の組み合わせを検討。
高耐久・低コストウッドデッキの考察
- 床板は痛みが激しい部分なので、単価が高いアイアンウッドが最適(イペ・アマゾンジャラetc)
- 構造部分は、土が付かない環境(土が水を呼んで腐る)を実現できればコストを抑えることも可能。(レッドシダー・SPF AQC材etc)小粒砕石を厚く敷く事で土付着防止と防草効果を期待。
という事でウッドデッキ材ハイブリット工法で製作開始です!
ウッドデッキ敷地の整地作業
ウッドデッキを製作するには、敷地の整地から開始します。
整地で使うのはスコップ、鍬、木槌と水平を確認する水平器と真っ直ぐな1800mm程度の角材です。
角材は水平器を乗せて大きな面や対角での水平確認に使います。
スコップで大きな凹凸を崩して、鍬で大まかにならして行きます。
この時に出る大きめの石は全て除去です。後で庭石や飾りで使えそうな石は取っておきます。
大体の整地が完了したら、角材に水平器を乗せて高さを合せます。
縦・横・対角の全てを確認。ここで精度を出しておくと、後のウッドデッキ柱の高さ合せが楽ですね。
最後に整地した土を木槌で締め固めします。
他で使いませんし。地道にトントンします。
写真だと解りづらいですが。。
整地完了です。
ココまでの作業はとても地味ですが。。。シッカリした整地が大切ですね。
防草対策
ウッドデッキの下の防草対策は必須作業です。
今回は、厚めに小粒砕石敷きで対策します。他だと『固める土』や『防草シート』が有効ですね。
敷地境界線に石積み
今回の防草対策では、小粒砕石を敷くので周りに散らばらない様に処理が必要です。
整地時に出た大きめの石で境界ラインを積んで行きます。
曲がらないように角材と水平器で高さを合せながら。
まぁまぁこんな感じです。
整地時に出てきた石も有効活用。捨てるのはもったいないですもんね。
さぁ、ウッドデッキを製作する土台が完成しました。
これから、小粒砕石を敷いてウッドデッキの枠を組んでいきます!