トリマーを使って直線溝を掘る場合はフェンス(真っ直ぐな木材)をガイドとして使います。
フェンスに沿ってトリマーを使っている時に気を緩めるとフェンスから離れて、あらら。。そんなミスありませんか?
私はタマにヤッてしまいます。。
左右共にフェンスを立てる場合は問題ないですが、設定が面倒くさいですね。
そこで、レール式のトリマーガイドを製作しました。これで、簡単にトリマーの位置決めができます。
ミス無く真っ直ぐに溝を掘れるトリマーガイドの作り方をご紹介です!
トリマー直線溝掘り用ガイドの作り方
トリマーガイドの材料
- アルミアングル材 15×15×1000 1.5mm厚
- SPFワンバイ材 端材
- 木ネジ 2.4×16mm
トリマーガイド製作の道具
- ディスクグラインダー
- ノギス
- インパクトドライバー
- センタードリルビット
- 木工用ボンド
- 両面テープ
材料選定について
トリマーガイドのレール部は、強度を考えると2.0mm厚は欲しい所です。
ただし、アングル自体も大きくなって邪魔なので1.5mm厚をチョイスしました。
レール部の製作
今までの使用頻度から言うと300mmまでかなと思います。300mm以上の場合はトリマーテーブルを使います。
そこで、レールの長さは400mmにしました。
アルミアングルはディスクグラインダーでカットします。
角の整形も一緒に。
カット完了です。
残りのアングル材は端材ストックBOXへ。
必要横幅の測定
アングル材にトリマーを挟んで、レール幅を測定します。
ノギスで正確に測定。
レールの取付台は、SPFワンバイ材(1×2材でもOK)93mmを2個用意します。
部材・ガイド抑え治具の製作
部材とガイドを固定する治具は、SPFワンバイ材からこの字型に製作します。
コの字はレール取り付け幅と同じ幅です。
木工用ボンドで接着後、ビス固定します。
レールの組付け
レールにビス穴をあけてビス固定します。
ビス位置は4箇所とも位置を揃えて。
皿木ねじは2.4×16mmを使います。
ドリルは、2.7mm(穴あけ用)と5.0mm(皿取り用)を使いました。
穴あけ位置にセンターポンチで印を付けて、インパクトドライバーで2.7mmの穴をあけます。
皿取り用5.0mmは、ビスを入れて段差が無い様に確認しながら。
レール片側をレール台に固定していきます。
差し金で直角を確認しながら正確に取り付けます。
皿取りしているので、下穴も正確にあける必要があります。
センタードリルビットを使って下穴をあけます。
レール片側分を固定したら、もう片方の取付幅を確認します。
レール幅はトリマーがスムーズに動くようにする必要があります。
取り付け位置を微調整するので、レール裏に両面テープを貼って仮止めします。
仮止め状態でトリマーを動かして微調整。
位置が決まったら、センタードリルで下穴をあけてビス止め。
トリマーガイドの完成
トリマーガイドが完成しました。
シンプルな構成のトリマーガイドです。
トリマーガイドの使用方法
トリマー抑え治具をクランプで固定して、ガイドをセットします。
初回は、抑え治具も含めてトリマーで溝掘りします。
次回から抑え治具の溝で溝ラインを合わせる事ができます。
ポイント
抑え治具の役割は、2回目以降の固定時のガイド、部材両端の割れ防止、ガイドの固定です。
トリマービットの種類別に抑え治具があると便利ですね。
固定も、作業の楽になるトリマーガイドです。
製作を終えて
トリマーやジグソー、丸ノコなどの電動工具は治具を製作する事で正確なカットや加工ができます。
単純な治具でも、正確な角度や位置での取付が必須なので、作業は厳密に行います。
作業に合わせて様々な治具があると電動工具の作業幅が広がりますね。
オススメグッズ
正確な皿ビス固定の下穴加工に