ソロキャンプでは、荷物はなるべく少なくしたい。軽くしたい。
でも、機能性は高めたい。そんな矛盾のバランスを取る場面が沢山あります。
例えば、テーブルは作業面積を広げると大きな荷物になります。なるべくコンパクトに収納できて広く使える軽いローテーブル。
金属製なら可能でも木製だと難しい。
今回はそんな相反する要望を叶えるソロキャンプ用木製ローテーブルを試作しながら考えてみようと思います。
DIYレシピ
ソロキャンプローテーブル試作1号の材料
- 100均木材焼き目付き 450mm×150mm 4枚
ソロキャンプローテーブル試作1号製作の道具
- 丸ノコ or スライド丸ノコ
- インパクトドライバー
- ドリルガイド
- 10mmドリル
- トリマー& トリマーテーブル
- のこぎり
- サンドペーパー#100
- ジグソー
- 水性つや消し黒
試作用材料の選定
試作用として選んだ材料はセリア100均木材です。
サイズ的にも金額的にも手頃なので試作には向いているかなと思います。
私が持っているザック(キャンプ用リュックサック)に収納するには、長さ400mm前後まで。
ローテーブルのサイズも400mmとします。
ローテーブルサイズについて
今回のローテーブル試作1号は、4枚をワンセットとしました。
テーブル天板は、奥行き300mm(150mm×2枚)長さ400mmです。
9mm厚の木材厚さは100均木材強度の限界かなと思います。
9mm×4枚だと収納厚さは36mmですが、横幅は150mmとなるので収納スペースは大丈夫ですね。
ローテーブル側板のサイズについて
ローテーブルの天板幅は300mm幅(150mm×2枚)なので、側板の幅も長さ300mmでカットします。
まずは、側板用300mmを2枚。
天板用は400mmを2枚カットします。
完成のイメージを確認する
カットした4枚を仮組みして見ます。
ローテーブルの高さは200mm欲しい所ですが、収納サイズと組立方法を考えると最大で150mmです。
組み立て方法を考えて、テーブル高さは約130mmに決定。
テーブル側板の製作
今回の試作では、テーブル天板を側板に差し込んで固定する方法を試します。
そこで、横長の穴を加工します。
横穴の両端を10mmドリルで穴あけして、トリマー10mmビットで長穴加工法です。
ドリルガイドを使って垂直に穴あけ。
トリマーのビットは10mmを使います。
トリマー単体とフェンスを使って加工する方法もあります。
今回は自作のトリマーテーブルを使って加工します。
ドリルであけた10mmの穴位置にビットをセット。
トリマーを始動してスライドさせれば、長穴加工の完成です。
トリマーの長穴加工完了です。
最初に両端に穴をあけておくと失敗が無いですね。
全体をサンドペーパー#100で整えました。
デザインと言うほどでも無いですが、上部両端角をカットしています。
ローテーブル天板の製作
ローテーブルの天板の加工は、側板の長穴に入るサイズにカットするのみです。
100均木材は簡単にカット出来るので加工は楽ですね。
長穴に合わせて角を丸くして完了。
加工完了したので仮組み
仮組みをしたところ、一つ問題が。
左右に揺らすとグラグラ揺れます。
写真では分かりづらいですが、100均木材の板厚にはバラツキがあります。
左右の板厚が同じになる様に削ったら少し安定しました。
分解組み立てはとても簡単。
収納も問題無いかなと思います。
完成してみましたが。。。
という事で、実際に使う感じで不具合を確認します。
強度的には問題なしです。
しかし、デザイン的にチョット地味かなぁと。
側板の変更
そこで、まずデザインを変えます。
側板に切り込みを入れてシュッとしたデザインになるかなと。
ジグソーで一気にカット。
最近は黒仕様のキャンプグッズが新たな流行にもなっています。
つや消し黒で塗装。
塗装完了し日光で乾燥。
ソロキャンプローテーブル試作1号の完成
完成したローテーブルをザックに収納。
実際に野営地で使用してみました。
製作を終えて
試作ではありますが、実用に耐えるテーブルが出来ました。何度か使用してみて本番のローテーブルを製作します。
本番用はOSB合板で作ろうと思います。
オススメグッズ
正確な穴あけにはドリルガイドが便利です。
手軽に思い通りのカットが可能なジグソー