ハイチェア(ハイスツール)は良いデザインだと高価で買えない。。
でもキッチンカウンター用のハイチェア(ハイスツール)が欲しいなぁと思いました。そこで、角材でフレームを組んで板材を座面としたハイチェア(ハイスツール)を考え、製作しました。
『椅子には肘掛け!!』と言う変なコダワリがあるので、肘掛け付きハイチェアです。そんなハイチェア(ハイスツール)の作り方をご紹介します。
DIYレシピ
ハイチェアの材料
- 30mm×40mm角材 910mm 5~6本
- 30mm×100mm板材 400mm 2枚
- 8mm丸棒
- コーススレッド スリム50mm
ハイチェア製作の道具
- プロトラクター、差し金
- スライド丸のこ
- 丸ノコ・丸ノコガイド
- 金槌、鉋、ノミ
- インパクトドライバー
- 8mmドリル、下穴ドリル
- 木工用ボンド
- ブライワックス(ジャコビアン)
- 亜麻仁油
ハイチェア(ハイスツール)概要
今回のハイチェアは高さがあるので転倒の危険が少ないAフレームにしました。ただし奥行きはコンパクトにしたかったので傾き5°にしています。
完成サイズ
- 高さ:898mm
- 幅 :440mm
- 座面高さ:700mm
ハイチェア(ハイスツール)のフレーム切り出し
ハイチェアのメインフレームは900mmの長さにしました。
この900mmの長さを基準に製作していきます。
フレームの傾きは5°のみにしました。
墨付けは95°と85°を使いながら墨付けます。最初に角材の片側をプロトラクターで95°に墨付けします。
スライド丸のこのテーブルを5°傾け、フレーム材片側を4本カットします。
カットした側から900mmを測り95°に墨付け。
95°に4本カットします。
並べてみて完成サイズとイメージを膨らませます。
肘掛け部材の製作
肘掛け部材の採寸です。
下から700mmの位置に座面板(奥行き200mm)が収まるデザインなので座面位置を基準に検討します。
肘掛け部材の長さは実測で166mmに。
Aフレーム型にするので、肘掛け部材は両端共に角度が付きます。
長さ166mm、両端ハの字に5°傾けた形です。
スライド丸のこのテーブルを変えながらカット。
ハイチェア脚部材と肘掛け部材は相欠き継ぎにしました。
脚と肘掛けの面を合わせて現物で墨線を引きます。
肘掛け部分の相欠き加工
相欠き継ぎは丸ノコとジャスティーⅡを使い溝を彫って加工します。
丸ノコの加工後に金槌で取り除き。
ノミで面を綺麗に。
ハイチェア(ハイスツール)フレームの組立
ハイチェア脚と肘掛けを木工用ボンドで接着します。
角度に注意しながら、位置を確定します。
クランプで圧着して乾燥を待ちます。
ハイチェア脚の開き防止用として補強材を入れます。
位置はデザインで良いと思います。今回は下から200mmの位置にしました。
肘掛け同様にハの字に墨付けします。
カットして木工用ボンドで接着。最後にビスで固定します。
柔らかい木なのでビス固定を選択。
加工疲れもありますが。。
接着してみるとハイチェア脚の歪みがありました。
クランプで矯正します。