レザーホルスター前面部材の加工
乾いた前面部材を大まかに不要部分をカットします。
切りすぎない様に背面部材を当てて不要部分ガイドラインを書いています。
次に前面部材の元デザインを参考にカットラインを決めます。
元デザインと現物合わせでカットラインを決め、銀ペンでガイドラインを引きます。
立体形状が強いので、ハサミでカットしました。
強めのハサミがあると助かりますね。
更に加工がしやすい様に少し幅を大きくカットします。
形状に沿わせて幅取りするには、ネジ捻りが便利です。
ガイドラインに沿って、革包丁でカット。
縫い合わせた後で処理しづらい部分のコバはこの段階で仕上げます。
コバの角をヘリ落としで落とします。
コバに少量の水で湿らせて固め、ヤスリで整えます。
床面とコバをトコノールを塗布して整えます。
コバ面を納得行くまで磨きます。ウッドスリッカーは力を入れず、滑らせる感じで。
落下防止ベルトの製作
次に落下防止用ベルトを残りの革から切り出します。
今回は15mm幅のベルトにしました。
2本分を一度に切り出し、ベレッタに当てて個々の寸法を決めます。
ベルトの角はR形状にします。
R定規を当ててガイドラインを引きます。
ガイドラインに沿って革包丁で細かく押し切り。
角をへり落としで落として。
ヤスリで整え、トコノールを塗布。ウッドスリッカーで磨きます。
レザーホルスター背面補強部材の製作
背面は厚さ2mmのみでは強度不足です。
そこで、ベルトループが掛かる部分までを2枚重ねに。背面部材を型紙にして型取りします。
背面部材の裁断と同じ手順で。
ホルスターの内側になる部分?は段差にならない様に漉き取り、薄くしておきます。
接着の前に床面の表面をカッターの刃などで荒らします。(食いつきが良い様に)
サイビノール(革用接着剤)両面に塗布して張り合わせます。
シッカリと圧着して乾燥させます。
30分程経過したら、コバ面をヘリ落とし、ヤスリがけ、トコノール塗布で磨きます。
レザーホルスター各部の手縫い準備
前面部材、背面部材、ベルトを一度に手縫いします。
まず、前面部材は仕上がり幅を8mmとしたのでネジ捻りでガイドラインを引き、革包丁で裁断。
ステッチンググルーパーで前面部材ステッチ部分にガイドラインを引きます。
同様にベルトにもステッチ用ガイドライン。
背面部材も同様に。
ゴム板を敷いて、菱目打ち。
レザーホルスター手縫い1回目
今回はポリエステルロウ引き糸のブラウンを使います。
糸は縫う長さの3倍位の長さで。
前面部材はこんな感じ。
手縫いにはレーシングポニーがあると便利です。
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手縫い一回目が完了。