【図面PDFダウンロード可能】DIYを楽しむ上で必須アイテムなのが「DIY作業台」です。
tsukuroもっとでも必ず作業時に使っています。
今回はオールSPF木材での組み立て式で様々な使い方ができる作業台を作ります。
天板を外してウマに長い木材を乗せれば、効率よく作業ができます。
使っていく中で「もっとこうしたい。」「こうしたら便利だ。」というアイデアも出てきたので、アレンジ方法も載せています。
DIYをもっと効率的に楽しみたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
DIYレシピ
組立式DIY作業台の材料
- SPF2×4材:910mm…10本(ウマ上部2本、脚部8本)
- SPF1×4材:910mm…8本(天板6本、脚補強用2本)
- SPF1×2材:910mm…7本(天板裏枠)
- コーススレッド:75mm、50mm、30mm
【図面】組み立て式作業台(ウマ)
組立式DIY作業台の道具
- 丸ノコ&丸ノコ定規&平行ガイド
- 差し金・メジャー
- ノコギリ
- 電動ドライバードリル
- インパクトドライバー
- ノミ
- 金づち
作業台の脚となるウマの製作からスタートです。
ウマ上部の製作
SPF2×4材(10本)の中から、脚部に使う曲がりや反りが少ないものを8本選別します。
木材は角を上に向けた状態で、斜め下に見ると曲がりや反りを確認することができます。
脚部用8本以外の2本を、ウマ上部の材料とします。
SPF2×4材910mm(2本)から、455mmを4本切り出します。
今回はこれを2本1セットにして、T型に組み合わせていきます。
T型にした木材がしっかり固定されるように、溝を掘り組み立てることにします。
まずは、丸ノコ刃の出幅を10mmに調整します。
455mmにカットした材料のうち2本に、中央に38mm幅の墨線を引きます。
ポイント
両端の墨線ラインの溝掘りが完了しました。
さらに内側に細かく2〜3mm間隔で溝を掘ります。
金づちで余分な部分を叩き、取り除きます。
ノミを使い溝の面を整えます。
溝掘りが完了しました。この処理をあと1本行います。
T型に組み合わせ固定させます。
ウマ上部にビス頭が出ないように、電動ドライバードリル(刃:8mm)で下穴を開けます。
今回の下穴は、ドリルガイドを使い約5mmの下穴を開けました。
下穴は1セット3箇所に開けました。
さらに中心に3mmの下穴を開けます。
コーススレッド75mmを打ち込みます。
家具だとビス穴が見えない方が良いですが、今回の作品は大工道具なのでこのままで大丈夫です。
同じように2セット作成し、ウマ上部は完了です。
ウマ脚部の作成
ウマ上部と接合する部分の加工を行います。
脚用SPF2×4材(8本)を加工します。
ウマ上部との接合面になる部分に、プロトラクターで角度15度(縦89mm、横24mm)の斜め線を引きます。
ノコギリを使いカットします。
このままの状態では、ウマ上部と脚の接合部分に隙間ができてしまいます。
ウマ上部の角に当たる部分を加工します。
差し金を画像のように当てれば、ウマ上部に対して垂直な線を引くことができます。
ノコギリを使い8本全てカットします。
脚の下部を加工します。脚の寸法は図面上773.9mmなので、四捨五入して774mmにラインを引きます。(8本全て)
丸ノコを15度の角度に調整し、丸ノコ定規を使いカットします。
脚の上部(15度)と下部を同じ角度でカットすると、地面と平行になります。
ウマ上部と脚の加工が完了しました。
ウマの組み立て
ウマ上部と脚を画像のように置いて、曲がらないように固定します。
コーススレッド50mm(3本)で脚を固定していきます。
さらに、左右の脚をSPF1×4材(455mm)を横に渡してコーススレッド30mmで固定しました。
これでウマが完成しました。
作業台のウマが完成しました。次は作業台天板を製作していきます。