フランジを使わない取り付け方法
フランジはホームセンターや通販でもなかなか手に入りづらいパーツとなっています。
(2017年1月現在)
代用品として、ホームセンターでも容易に買える「ポール受けソケット」を活用する方法をご紹介します。
ポール受けソケットは、デザインもシャープでカッコイイ仕上がりになります。
ただし、ソケットの内径と塩ビパイプの外径の差で、隙間ができてしまう場合があります。
これを解決するために、「塩ビシート」と呼ばれるシートを塩ビパイプに巻きつけ、径を合わせます。
※塩ビシートの接着には「タフダイン」を使用します。下記項目「接着剤」で詳しく説明しています。
塩ビシートで巻いた部分とソケットをボンドG17などで固定します。
あとは通常通り、ビスで固定して使用します。
塩ビパイプの切断道具
金ノコギリ
金ノコギリは通常、金属の切断に使いますが、塩ビパイプの切断にも使えます。(価格1,300円前後)
パイプカッター
パイプカッターは、金属パイプから塩ビパイプまでを手軽に直角切断できます。
切りたいラインにカッターの刃を合わせて、本体を一周しながらカッターの刃を締め込むと切断できます。
(価格1,500円前後)
塩ビパイプの接着剤
タフダイン(青)
タフダイン(青)は、塩ビパイプ専用の接着剤です。
速乾性があるため、仮組みをして確認してから接着しないと強力に貼り付き、修正が困難になるので手早く作業を行いましょう。
(価格:100g 300円前後)
※上記で挙げた塩ビシートの接着にも使えます。
塗布後の締め付け時の注意点として、正面にランナー跡や見せたくない面がこないように調整して固定しましょう。
塩ビパイプへの塗装
塩ビパイプはスプレー塗料を使用すると、ムラなくきれいに仕上がります。
下地材
塩ビパイプと塗料の密着性を高めるため、オールマイティーなプライマー「ミッチャクロン」を最初に吹き付けます。
塩ビパイプが何かと擦れる場合などに効果的です。
(価格:420ml 1,300円前後)
塩ビパイプの塗装
塩ビパイプは、水性・油性塗料関わらず塗装可能ですが、ミッチャクロンで下地処理をして「油性塗料」を使うのがオススメです。
塩ビパイプの作品例
トイレットペーパーホルダー
塩ビパイプと木材、さらにアルミ棒を使ってトイレットペーパーホルダーを作りました。
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塩ビパイプを使った男前トイレットペーパーホルダーの作り方をご紹介!/図面あり
各パーツの加工が完成したので、これからトイレットペーパーホルダーとして組み立てていく作業です。 棚板 ...
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鉄サビ風シャビーな男前シェルフ
塩ビパイプをつや消し黒とシルバーで金属風に塗装し、赤茶色の塗料で鉄サビ風を演出しました。
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塩ビパイプとSPF材で作る鉄サビ風男前シェルフの作り方をご紹介!
塩ビパイプの組み立て 塩ビパイプ全ての加工が完了しました。 塩ビパイプの接着はタフダイン(青)を使い ...
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シングルタイプのトイレットペーパーホルダー
塩ビパイプを棚板から貫通させて固定させた、シンプルなトイレットペーパーホルダーです。
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塩ビパイプを使ったトイレットペーパーホルダーの作り方をご紹介!
ペーパーホルダー固定用の穴加工 SPF1×6材にホルダー固定用の穴を開けます。 カットした残りの塩ビ ...
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まとめ
塩ビパイプは、ツーバイ材と並ぶDIY素材の必須アイテムです。組み合わせ次第でいろんな作品作りを楽しめ、さらに塗装次第で本物の鉄っぽく見せることもできます。塗装に関して、男性は「プラモデル」をイメージしてみると理解がし易いと思います。
塩ビパイプは素材が塩化ビニールなので、特別な工具がなくても手軽に加工できます。是非トライしてみて下さい!
ご紹介した商品
塩ビパイプの下地処理にもミッチャクロンが有効です。
塩ビパイプもラクラクカット