「木工DIYをしてみたいけど、どんな木材を使えばいいんだろう?」DIY初心者のときは「木材」について全く知識もないですし、どれが良いか判断できないものです。
木工DIYを始めるなら、まずは「SPF材」を使ってみましょう。
SPF材はホームセンターで購入でき、安価でサイズが豊富にある、DIYを代表する木材です。
DIY初心者からプロの方まで、幅広く愛用されるSPF材について詳しく学んでいきましょう。
▼カリキュラム▼
第1回 導入編:DIYとは?
第2回 初級編:DIYに必要な工具
第3回 初級編:100均グッズで簡単DIY
第4回 初級編:ホームセンターに行ってみよう!
第5回 中級編:初めての木工DIYはSPF材がオススメ
『1時限目』SPF材とは
SPFとは、スプルース(S)パイン(P)ファー(F)の総称です。
SPF材は2×4工法と呼ばれる、アメリカの建築工法に使われる建築建材です。
ホームセンターに行くと必ず扱っている木材で、手軽に購入できるため、敷居が低く初心者の方にオススメです。
『2時限目』SPF材のメリット
価格が安い
SPF材の最大のメリットは、何と言っても「価格が安い!」という点です。
DIYでよく使われるSPF1×4材は200円前後、2×4材は300円前後販売されています。その上、長さもあるので低コストで木工DIYを楽しめます。
種類が豊富
SPF材は様々なサイズで販売されています。
今後製作していく作品は多岐に渡りますが、メインとして使う物やパーツとして使うものなど、様々なシーンでSPF材を用いることができます。
「オールSPF材で家具を作る」といったことも可能です。
サイズが規格化されている
SPF材は「サイズが規格化」されているため、作品作りの構想がしやすいのが特徴です。
他の木材は各ホームセンターによって違うサイズで切り売りされています。作品を作りたいと思った時、まずは「その作品に合った木材のサイズがあるか」どうか、お店に行って調べる必要があります。
一方で、SPF材はどのホームセンターでも決まったサイズ・長さで販売されているため、作品作りの構想が容易にできます。
端材(はざい)と呼ばれるSPF材の切れ端を常備しておくと、さらに構想がし易いです。
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SPFツーバイ材早見表(mm・フィート・尺貫法の換算)
木材のサイズは「ミリメートル」、日本独自の「尺貫法」、アメリカとイギリスの「ヤードポンド法」が主流で ...
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加工がしやすい
SPF材は面取りがされており、作品に柔らかさを演出してくれます。
また木肌も滑らかで、上に塗る塗料の伸びも良いのが特徴です。
加工も容易で、ノコギリカットを楽に行うことができます。
SPF材に合わせた関連商品が豊富
DIYに一番使われるSPF材は、関連商品も豊富にあります。
賃貸での壁掛け収納を可能にする「ディアウォール」などがその一例です。
DIY初心者の時期は、「何をどう組み合わせたら○○ができるのだろうか?」と悩みがちです。
SPF材&関連商品を使用することで「これがあれば○○が出来る」という単純明解なゴールがDIYの敷居を低くしてくれていると感じます。
関連商品は他にも色々ありますので、ぜひ探してみて下さい。