今回は、DIYをステップアップするための「電動工具」について学んでいきましょう。
DIY技術が上がるにつれて、作りたい作品の難易度が上がっていきます。
今までは敷居が高かった電動工具も、少しずつ身近に感じ始める時期だと思います。
DIYをステップアップするためには「どんな電動工具を揃えれば良いのか」悩むところだと思います。
そこで、DIY初心者の方がステップアップするために揃えたい電動工具をご紹介します。
▼カリキュラム▼
第1回 導入編:DIYとは?
第2回 初級編:DIYに必要な工具
第3回 初級編:100均グッズで簡単DIY
第4回 初級編:ホームセンターに行ってみよう!
第5回 中級編:初めての木工DIYはSPF材がオススメ
第6回 中級編:木材カットサービスを利用してみよう!
第7回 中級編:ビスと釘の種類・用途を学ぼう
第8回 中級編:塗料の種類・道具・塗装方法を学ぼう
第9回 中級編:ステップアップに最適な初心者向け電動工具を学ぼう
電動工具について
電動工具でメジャーなのは「丸ノコ」と「インパクトドライバー」です。
この2つがあれば、難易度のある作品も製作できます。
丸ノコは木材加工の作業効率が上がり大変便利な道具ですが、とても危険な電動工具でもあります。
プロの職人でさえ事故率ワーストNo.1です。
DIY初心者の方が安心してステップアップするには、どんな電動工具が良いか…。
「安心して使える工具」という点を重視し、当カレッジならではの視点で「インパクトドライバー」と「ジグソー」の2点を選び、ご紹介させていただきます。
『1時限目』インパクトドライバー
DIYカレッジ第2回でご紹介した「プチプラ電動ドライバー」。
室内の簡単なビス打ちや30mm程度のコーススレッドなら問題なく使用できますが、家具製作やウッドデッキ制作に使用するビスは40mm、60mmです。
その長さになるとミニ電動ドライバーではパワーが足りません。
そんなとき、そろそろ本格的なインパクトドライバーが欲しいなと思うようになります。
インパクトドライバーは大きく分けると2種類のタイプがあり、パワーを「ボルト数」で判断します。
左のHITACHI製インパクトドライバーは、ウッドデッキ製作でも対応できる強力な14.4Vタイプです。
右のマキタ製は、コーススレッド55mm程度の打ち込みまで可能なもので、トルク調整機能付き10.8Vタイプです。
トルク調整機能とは?
インパクトドライバーはとても強い力でビスを打ち込みます。
しかし、家具製作の中では小さな蝶番の取り付けや、10mm以下のビス止め作業があります。
強い力でそれらを止めようとすると、ビス頭が潰れたりしてしまいます。
そんな時は、小さなビスにも対応できる「トルク調整機能」が大変便利です。
インパクトドライバーは、パワーがあれば良いと言う物でもありません。
製作する作品によって使い分けることが大切です。
いろんなビットで多彩な加工
インパクトドライバー用のビットは、取り付け部が六角になっています。(規格寸法)
ホームセンターではこれに合う様々なビットが販売されています。
ビットを交換するだけでビス止めからドリル、ボルト止め、大きな穴加工などDIYにおける様々なシーンで大活躍します。
用途に合わせて少しずつ買い足していきましょう。