当サイトのDIY作品をオシャレに撮影するため、以前webスタジオ背景を作りました。
それに合わせて、床をコンクリート風の塗装にしたいなと思い、いろんな塗料を検索していたら見つけました!
タカラ塗料さんの『Concrete Effect Paint(コンクリートエフェクトペイント)』という面白い塗料を発見しました。これはいいな!と思い即、発注。実際に使ってみた方法や感想をご紹介します。
タカラ塗料さんが丁寧な説明書を同封されていたので、その説明書とちょっとアレンジを加えて『tsukuro-motto web site studio』の床にしたいと思います。
コンクリートエフェクトペイントについて
タカラ塗料さんの『Concrete Effect Paint(コンクリートエフェクトペイント)50ml 3本セット』です。瓶もおしゃれですね。
今後もお付き合い頂きたい塗料メーカーさんです。
ポイント
ただし、容量には気を付けて下さい!一番多く使うのは、『Cement gray(セメントグレー)』です。
ベースになるカラーなので、多めの容量が必要です。
『Cement gray(セメントグレー)』
ベースとなる塗料です。全体に塗る基本色となります。
塗料というよりはペースト状です。
『Cement dark grey(セメントダークグレー)』
陰影を表現するための塗料です。
5倍に薄めて使います。
『Cement sand(セメントサンド)』
コンクリートに染み付いた”土汚れ”を表現する塗料です。
こちらも5倍に薄めて使います。
コンクリート表現塗装の材料
- コンクリートエフェクトペイント:50ml(3色セット)
- ベニア板:530mm×790mm…12mm厚(作業台に合わせてカット済み)
▼以下アレンジ▼
- 水性下塗剤:シーラー(ベニア板に塗料が吸い込み過ぎ対策&下地処理用)
- 水性多目的ペイント(白系で下地用塗料用)
コンクリート表現塗装の道具
- 塗装ローラーセット
- 塗料カップ(容器は紙コップなどでも良いです。)
- サンドペーパー#400
作業工程
ベース板の下地処理
今回は、530mm×790mmのベニアにコンクリートエフェクトペイントを塗装します。
しかし、購入したコンクリートエフェクトペイントが50mlのセットだったので、確実に足りない!と思いました。
なので、下地処理は別の塗料で行い、その上にコンクリート塗装をする事にしました。
注意ポイント
下塗剤(シーラー)の塗布
下地処理は、下塗剤(シーラー)の塗布から始めます。
シーラーを塗る事で、その上に乗る塗料の食い付きを良くするためと、ベニアへの上塗り塗料の染み込みを防ぐ事ができます。
ポイント
ベニア板は塗料が染み込みやすいので、塗料を何回塗っても仕上がらないというトラブルが発生します。なので、シーラーを先に塗る事でそのトラブルを防ぐことができます。
塗りムラは気にしなくていいので、豪快にたっぷり塗布します。
下地ベース塗料の塗布
1時間ほど乾燥させたら、多目的塗料を塗布し下地を作ります。
白色系を塗る事でこの上に乗せるコンクリートエフェクトペイントの仕上がりを良くします。
1回目の塗布が完了しました。
ベニア板は木目がなかな消えないので、3回ほど重ね塗りをしました。
その後、3時間ほど乾燥させます。
夏場だと、一度に厚く塗りすぎると乾燥時にヒビ割れを起こします。
薄く、回数を重ねて塗る方がキレイに仕上がります。
乾燥したら、サンドペーパー#400で表面をならします。
コンクリート塗装
ローラーでcement grey(セメントグレー)を全体に塗ります。
開封時の粘度のままで使います。
最後に5倍に薄めて全体に塗るので、少し残しておきます。
乾燥後、ここでチョットアレンジ!
ステンシルを施しました。DIY作品の撮影用スタジオなので『2016 DIY website studio』と入れました。
次にcement dark gray(セメントダークグレー)を水で5倍に薄めます。
布に付けて軽くトントンと押し付けたり、ねじってみたりとまだら模様に塗布します。
うまく出来るか若干心配。。。
cement sand(セメントサンド)も5倍に薄めます。
こちらも押し付けたり、ねじったりしてまだら模様になるように塗布します。
最後に、5倍に薄めたcement gray(セメントグレー)を全体に塗ります。
薄めたcement gray(セメントグレー)は、全体に膜を作るように、縦横に軽く乗せるように塗ります。
コンクリート表現塗装の完成
一晩乾燥させると、陰影が出てリアルなコンクリート風の表現が演出できました!
まとめ
最初はコンクリート風のイメージができず、『センスが必要かなぁ…』と思いながら作業しました。…が!意外と簡単にコンクリートの表現ができたのには驚きました。
大胆にやった方がうまくいくのかなと思います。
ベース色はたくさん使うので、多めに準備する方が良いと思います。
暗いコンクリートの塗装だと、cement dark gray(セメントダークグレー)をベースにしても良いと思います。慣れてくると色々な表現が楽しめそうな、優れもの塗料でした。
タカラ塗料さん、素敵な塗料をありがとうございました。
タカラ塗料さんのサイトはこちらです→http://www.takaratoryo.com/
-
-
ミニ撮影スタジオ背景や木屑避けに使える木製パーテーションの作り方
続きを見る
ご紹介した商品
リアルなコンクリート表現のジオラマ製作に最適!