整地した地面に小粒砕石を敷く作業から開始です。
小粒砕石は30mm程度の厚さを目指します。
ウッドデッキ外枠の製作
ポイント
ホームセンターの砕石1袋で敷ける範囲は30mm厚だと、ビックリするほど狭いです。
ココはケチらず、キッチリ目標の厚さになるまで。
ホームセンターで購入した羽子板付き沓石8個とピンコロ22個。
注意ポイント
羽子板付き沓石のみで揃えると強度は増しますが、コストも掛かります。ウッドデッキの力が掛かる部分は沓石を使い、支えるのみの箇所はピンコロとする事でコストを1/2に抑える事が出来ます。
固定力が必要な場所(四隅や階段部分の主要な柱部分)はコストをキッチリ掛けましょう。
砕石を敷いた設置場所にウッドデッキ枠位置・距離を割り出して沓石を置いていきます。
水平器を乗せた角材を渡して水平を確認。
水平の確認は、ココでも縦横・対角で行います。
ポイント
ここの水平精度がウッドデッキ全体の精度に影響します。シッカリと。
家側の枠製作
今回のウッドデッキ製作は外枠の製作から始めます。
枠の製作で基準になるのは家側のサッシ下です。枠の製作も家側を組んでから伸ばしていきます。
最初に家側両端の沓石を基準にします。水平を確認して柱を建てていきます。
ウッドデッキの枠材・床材は高耐久のアマゾンジャラ25mm厚×145mmを使います。
家側枠材の長さ3000mmでカット。
SPF90mm角材から枠柱を切り出します。
ポイント
沓石上からサッシ下までの距離 ー (板厚25mm+余裕10mm)= 柱の長さ
で求めました。
木材は『アサヒペン ウッドガード (ダークオーク)』で塗装します。
塗料は沈殿している場合がほとんどです。棒などで良く撹拌してから塗装開始。
ウッドデッキの製作時塗装は2回塗りが基本です。
枠に取り付ける最初の柱は、サッシ下に枠が来る様に計算して取り付けます。
差し金で直角を確認。
アマゾンジャラなどの硬い木材(アイアンウッド)はウッドデッキ用下穴錐を使ってからビス固定します。
片側の柱を取り付けたら、仮組みして水平を確認しながら反対側の柱取り付け位置をマーキング。
両端の柱を取り付けたら、中間の柱長さを実測してカット。
中間の柱の取り付け位置もマーキングした位置で固定していきます。
全ての柱が取り付け完了したので、家側の枠を固定します。
注意ポイント
家側の枠だけは後からビス止めが出来ないので、柱を取り付けた枠板を一気に組み上げる方法がベストですね。
ここでの作例は一例です。金具を使った組み方などもあるので、組みやすい方法で良いと思います。
シッカリと水平に組まれていればOKです。
ウッドデッキ枠の製作
家側の枠を基準として横の枠を製作します。
板とクランプと水平器で高さを確定。高さが決まったら柱材をカットして取り付けます。
左右の枠が出来たら、直角を確認します。
直角の確認の仕方は色々ありますが、対角線を図る方法をよく使います。
対角の長さが同じになれば直角に組み上がっています。
右側の枠も同様に組み上げます。
右側は階段を一段つけるので、2枚の板で製作。
1段目枠の製作
対角の長さから、最後の角を確定。
1段目の長さや接続方法を検討しながら組んでいきます。
ポイント
ウッドデッキの製作は基本図面でサイズを確認して、材料を揃え組んでいきます。
私の場合、最後の仕上げ方は現物を確認しながら決めていきます。
階段の合せで、沓石が当たったので沓石の形でカット。
反対側も同様に枠板を加工して取り付け。
枠と階段1段目の組み立てが完了しました。
ここで各寸法を確認します。
枠部分以外の沓石はまだ仮位置です。次の工程で確定していきます。
中間の柱を組み付けて枠の組み立ても、ひと段落です。