野菜ストッカー木箱の製作
木箱は3種類(計5個)のタイプを作ります。
各木箱の中段の外枠位置がそれぞれ違う位置で固定している所がポイントです。
野菜ストック用の木箱で製作方法をご紹介します。各木箱も基本的に作り方は同じです。
2分割した1×4材から下記寸法に切り出します。(全長910mmから無駄が出ないよう効率よく切り出しましょう。)
野菜用2個(1×4材) | 前後用:265mm×6本 |
側面用:392mm×6本 | |
柱:215mm×4本 |
ガーデン用は1×4材と1×3材以外にも、手持ちの端材を枠として追加しました。
その他ストック用は、野菜ストック用の箱1×4材に下段の枠を1×3材で作りました。
それぞれの木箱は高さ以外、横幅奥行きが共に同じ寸法なので、端材で枠を追加するなどデザインを考えてみて下さい。
それでは木箱の作り方を説明します。
コーススレッドを部材の端に打つため、クランプでしっかり固定してから下穴2.5mmを開け、コーススレッドで2ヶ所固定します。
木箱の枠ができました。この枠をもう1セット作り、木箱の上段と下段用に使用します。
上段と下段の枠はあらかじめ作っておきます。
今回は、高さ3cmのところで中段の枠を取り付けることにしました。差し金で高さを確認し、中段は柱に打ちつけながら枠を作成します。
中段が固定できたら、上段の枠を取り付けます。
底板用の1×6材を266.5mmの長さに10枚切り出します。
底板はそれを横に2枚渡した形で作ります。野菜の通気性を考えて、隙間を開けて固定します。
野菜ストック用木箱の完成です。その他の木箱も同じ工程で作成して下さい。
枠の製作(レール材の取り付け)
木箱を置いてレール材の位置を決めます。
レール材は木箱の側面に取り付けます。
木箱を引き出すときに抵抗を減らすため、木箱と枠は2mmほど浮くようにレール材を設置します。
仮固定のため、上部にレール材430mmを合わせてクランプでしっかり固定します。
それぞれの木箱の寸法(側面の位置)に合わせてレール材を取り付けます。
全てのレール材を取り付けたら、最後にサンドペーパー#240・#400で面の仕上げや、木箱を引き出したときの抵抗を調整します。
小口をワトコオイルで塗装し、乾燥させます。
1週間ほどしっかり乾燥させてから、レール材にロウソクを塗り、滑りを良くします。
ステンシル塗装
それぞれの木箱に『Onion BOX』『Potato BOX』『?BOX』『Garden goods』をステンシルします。
シートとエアブラシセットを使い、水性塗料の白でステンシルしました。
野菜ストッカーの完成
ステンシルを施せば完成です!
本来の場所に設置して作業は完了です。
オニオンとポテトを入れてみました。
製作を終えて
今回の野菜ストッカーは組み立てるまでに3日ほど要しました。(中級DIYレシピですね。)一番時間がかかったのは木箱の製作でした。
ですが、完成した達成感はひとしおですね!ロウソクをレール材に塗ったおかげで、中身の重量が増えてもスムーズに引き出すことができました。
立体的なストッカーとなると中級DIYレシピになりますが、木箱の作成方法は初心者の方にもできる内容だと思います。要所要所で『できそうだな!』という部分をピックアップして、それぞれのDIYライフに活かしてみて下さい。
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オススメグッズ
クランプがあると木箱製作も楽ですね。
食品を扱う作品には亜麻仁油を原料とした塗料が安心です。