トリマー用アラレ治具

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トリマー用「アラレ組み小物用テンプレート」の作り方をご紹介!

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トリマーはテンプレートを使う事で、様々な木組み加工を可能にします。

テンプレートは、木組み用から飾り用など市販もされていますが、そこはDIYをモットーとする「tsukuroもっと」です。

今回はアラレ組み用のテンプレートも自作してしまいましょう!

DIYレシピ

テンプレートの材料

アラレ組みテンプレート自作1

  • シナベニア合板:900mm×300mm(9mm厚)

テンプレート製作の道具

  • 丸ノコ&丸ノコ定規(orスライド丸ノコ)
  • 差し金
  • シャーペン
  • サンドペーパー#240
  • 木工用ボンド

アラレ組みテンプレートの構想・採寸

最初にどの様な寸法で作るかを考えます。

ビットからテンプレートガイド(ダブテールガイド)まで2mmあるので、同じ幅のテンプレと言う訳にはいきません。

img_4969
今回は、10mm間隔の「アラレ組み」小物用テンプレートを作成します。

短冊状にカットしたシナベニアを貼り付ける形にするため、6mm幅と14mm幅にします。

●テンプレート幅6mm+テンプレートガイド幅4mm(右側2mm+左側2mm)=10mm
●テンプレート幅14mm-テンプレートガイド幅4mm(右側2mm+左側2mm)=10mm

アラレ組みテンプレート自作2

テンプレート部材の切り出し

テンプレートは2種類の長さで構成します。

元々のシナベニアの幅(300mm)をそのまま活かし、75mm100mmを切り出します。

アラレ組みテンプレート自作3

75mmから14mm幅を7本、100mmから6mm幅を8本切り出します。

アラレ組みテンプレート自作4

切り出す長さ
75mm 14mm幅…7本
100mm 6mm幅…8本

切り出しが完了しました。

テンプレート用なので、なるべく正確な寸法で仕上がるよう、切り出したら長さをチェックします。

アラレ組みテンプレート自作5

並べるとこんな感じです。

アラレ組みテンプレート自作6

テンプレート部材の組み立て

組み立ては木工用ボンドで接着します。

アラレ組みテンプレート自作7

このテンプレートは水平と幅が重要なので、ズレないように慎重に組み立てます。

アラレ組みテンプレート自作8

乾燥中にズレが生じないようにするため、ベニア板に挟んで乾燥を待ちます。

テンプレート台の製作

切り出したシナベニアの残りを使って、テンプレート台を作ります。

幅はテンプレートと同じ146mmとしました。

アラレ組みテンプレート自作9

木工用ボンドで接着します。

アラレ組みテンプレート自作10

接着後、差し金で直角を確認して微調整します。

アラレ組みテンプレート自作11

テンプレートで試し切削

完成したテンプレートで試し切削します。

テンプレート台を敷いて、テンプレートをクランプで曲がらないように固定します。

アラレ組みテンプレート自作12

テンプレートを下から見た状態。

trimmertem01

トリマーにテンプレートガイド(ダブテールガイド)が装着されている事を忘れずに確認!

装着を忘れると、せっかく作ったテンプレートが切削されてしまいます。

アラレ組みテンプレート自作14

切削する板の後ろに『捨て板』を挟みます。

テンプレートの位置は、捨て板の半分位見える位置に合わせます。

アラレ組みテンプレート自作15

切削前のテンプレートと、切削材料の固定はこんな感じです。

trimmertem02

ビットは、テンプレートの板厚を足した切削長さに調整します。

アラレ組みテンプレート自作17

切削開始!

アラレ組みテンプレート自作18

きっちり10mm幅の切削が出来ました!

もう一つ切削すると『アラレ組み』が出来ます。

アラレ組みテンプレート自作18

まとめ

アラレ組みは、木箱製作によく使われる木組みです。アラレ組のテンプレートを使用する際も、実際はそれを使いこなすためにコツを習得する必要があります。

テンプレートがあるから簡単に作成できる…ということではなく、テンプレを使いこなして初めて道具が活かされます。

テンプレートのコツを習得するまでの試行錯誤もDIYとしての楽しみだと思います。是非トライしてみてください。

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