【図面PDFダウンロード可能】秋から冬にかけて、寒さが日に日に増していきます。
屋外でDIYをするにも寒い季節ですが、そんな寒さを楽しみに変えたいなと思い、燻製ボックスを作りました。
普通の燻製ボックスだとつまらないので、飾っておくだけでもカッコイイミリタリー木箱風のデザインに仕上げました。
DIYレシピ
燻製ボックスの材料
- 1×4材:910mm…10本
- 1×3材:910mm…4本
- 1×2材:910mm…2本
- コーススレッド:30mm
- 塗装:ワトコオイル(ダークウォルナット)
- アーチ型留め金(セリア)…1個
- アンティーク取手(セリア)…1個
- 蝶番(セリア)…1個
- ブリキプレート(セリア)…1個
- ステンレストレー1個(200×240mmサイズ)
- 網2枚(190×250mmサイズ)
【図面】燻製ボックス
燻製ボックス製作の道具
- 丸ノコ&丸ノコ定規(orスライド丸ノコ)
- トリマー&ビット16mm
- クランプ
- サンドペーパー#240
- 差し金
- メジャー
- インパクトドライバー
- ステンシルセット
材料の切り出し
最初に燻製ボックス本体を切り出します。(切り出しにスライド丸ノコを使いましたが、丸ノコ+丸ノコ定規でも大丈夫です。)
1×4材から、横板412mmを9枚、底板と天板297mmを6枚、扉用450mmを3枚切り出しました。
トリマー加工(煙漏れ防止対策)
燻製の煙が漏れないようにするため、トリマーを使って上記で切り出した板同士を段付き加工して重ねていきます。(板の合わせ方は下記を参照してください。)
左右横板、天板、底板 | 重ね幅8mm…12枚 |
背板用 | 重ね幅4mm…3枚 |
扉用 | 箱完成後に本体横幅に合わせて調整 |
左右横板、天板、底板用の加工
トリマーはビット16mmを使います。1×4材の板厚19mmの半分、9.5mmにビット出幅を調整し、ビットからベース端までの距離を測ります。(ベース幅37mm)
切削幅は8mmで欠き落とします。
ポイント
トリマーを使う場合は、クランプでしっかりと固定しましょう。
トリマー加工が完了しました。
1×4材の3枚が1セットになります。
中心の材は両端を段付き加工、両端の材は片側のみ段付き加工を施しました。
この段付き加工で、材を重ねる事で燻製の煙が外に漏れづらくなります。
背板用加工
背板用は重ね幅4mmで、ベース幅37mmと切削幅4mmを足して、フェンス幅41mmで固定します。
扉以外の段付き加工が完了しました。
網用レールの取り付け
本体の横板は、網を置くレール材で固定します。
SPF1×2材を網用230mm4本と、燻製ウッドトレー台用210mm2本を切り出します。
レール材の距離は、天板から上段までを120mm、上段から下段までを100mmとしました。(この距離は、燻製をする食材の大きさから割り出してください。)
固定にはコーススレッド30mmを使い、3ヶ所ずつ留めます。
横板が完成しました。
燻製BOX本体の組み立て
まずは底板を固定します。
先ほどの横板を固定位置に置いて、燻製トレー台用のレール材を位置決めして固定します。
横板を立てる時、後ろに支え用の板を固定すると安定します。
底板と横板を、燻製用トレー用のレール材にビスで打ち付けます。
コーススレッドは板の中心に一本ずつだけ打ちます。
底板と横板の固定が完了したら、背板を取り付けます。
3枚の内、両端を先に固定し、最後に中心の板を固定します。
底板に横板、背板の固定が完了しました。
網とトレーを乗せるとこんな感じです。
さらに、左右の横板が歪まないようにクランプで押さえながら天板を固定します。
帯板の取り付け
本体の上下に帯板を取り付けます。
SPF1×3材を251mmに4本カットします。
本体の横側上下に取り付けます。
SPF1×4材の両端を押さえるように固定していきます。
さらに背板用は、同じくSPF1×3材を335mm2本切り出して取り付けます。
扉の製作
扉はSPF1×4材を3枚と、SPF1×2材を1枚で構成します。
本体の横幅に合わせる為にトリマーで段付加工で調整します。最終的に2mmの段付きとしました。
扉部分にも帯板(SPF1×3材を335mm2枚)を取り付けますが、横板用の帯との間に隙間ができるので、SPF1×3材を19mmにカットして追加で取り付けます。(計4個カット)
クランプで扉用の板を締め付け、帯板を固定します。
最後に、残ったSPF1×3材を使って、反り防止の斜め板を取り付けます。(長さは現物合わせでカットしてください。)
固定具の取り付け
扉と横板の帯板の上下に、蝶番を取り付けます。
扉のロックは100均アーチ型留め具を取り付けます。
天板に取っ手を取り付けます。
これで木箱の完成ですが、もう少し一手間を加えます。
横置きしてもカッコ良くなるように、上下にSPF1×4材を4本取り付けました。
このままでも重量感があってカッコいい木箱に仕上がりました。更に塗装とステンシルでディテールアップです。