サンドペーパーやカンナで直角を精度高く整える事は至難の業。
しかし、カット後の修正は度々あります。
そこで、簡単に精度高く直角整形が出来る「直下専用サンドペーパーホルダー」を製作しました。
使用頻度は低いかもしれませんが、イザと言う時に役に立ちます!
▶︎YouTubeにて製作動画も配信中!
DIYレシピ
直角専用サンドペーパーホルダーの材料
- 30×40角材 300mm程度
- 90×150程度の板材
- 鬼目ナットM8&ボルト
- シナベニア5mm厚端材
- ゴムシート1〜2mm程度
- ビス 25mm
直角専用サンドペーパーホルダー製作の道具
- ノコギリ、のこぎりガイド
- スコヤ各種
- 電動ドリル、11mm前後、8.0〜9.0mmドリル、ドリルガイド
- 六角レンチ
- インパクトドライバー
- 木工用ボンド
- カッターマット、カッター
- 両面テープ
通常のサンドペーパーホルダーでの修正は
カット面の修正はサンドペーパーやカンナを直角に当てて削ります。
でも力の入れ具合や当て方で斜めになりがちです。
作業台を活用して直角に滑らせると直角に近くはなりますが。
作業台は荒れるし、抵抗にもなって作業性は良くありません。
サンドペーパーホルダー材料の解説
今回の製作では、30×40mm角材を使い、板厚35mmまで対応できるタイプにしました。
板厚35mm以上の板厚修正用も製作できますが、切削は結構大変かなと思います。
ホルダー部の寸法
サンドペーパーを挟むホルダー部から製作を開始します。
角材の長さは購入したサンドペーパーを縦切りして使う事を想定してます。
サンドペーパーを巻いて、ボルト穴に干渉しない長さを。
【参考値 板30mm厚側に巻いて130mmにカットしました。】
ホルダー部角材のカット
ホルダー用角材は2本カットします。

サンドペーパーを巻き、直角ガイド板を付ける側は角材の直角側を使います。

サンドペーパーを巻く側面とガイドを付ける上面が決まったら、印を付けておきましょう。
ホルダー①本体側の製作
ホルダー①(サンドペーパーを巻き、ガイドを取り付ける側)に鬼目ナットを取り付けます。
穴位置はサンドペーパーと干渉しない位置に!
鬼目ナットはM8用を使いました。
負荷が掛かるのでM8以上は必要かなと思います。
治具作りや家具製作を多くされる場合はセット物が便利!
貫通させるとサンドペーパー切削圧に影響があるので。
(ほぼ気にならない程度ですが。)
鬼目ナット長さ+2mm程度で穴を開けます。
[M8鬼目ナット下穴参考値:11.0〜11.3mm]
簡易ドリルガイドを使って、なるべく垂直に穴を開けましょう。
六角レンチを使って鬼目ナットをねじ込みます。
ポイント
鬼目ナットはねじ込む最初が肝心です。六角レンチで確実にホールドし、真っ直ぐねじ込む様に。
皿付き鬼目ナットの場合(画像と同じタイプ)は皿部分もシッカリ沈み込む様に。
ホルダー②ペーパー押さえ側の製作
ホルダーのボルトを差し込む側に貫通穴を2ヶ所開けます。
ホルダー①の鬼目ナット穴センターと同じ位置に。
M8ボルト用なので8mmドリルであけました。

真っ直ぐな穴にしたいので、表裏から半分づつ穴あけ。
最後に貫通させると入り口と出口が同位置になります。
M8ボルトを入れてみてズレが無いか確認。
ホルダー部を持って切削するので、角をとっておきます。