DIY初心者にとって丸鋸は『危険・怖い・大怪我する』と言うイメージが強いと思います。
実際、私も使い慣れるまで思っていました。
でも、作業環境を安全に整えるだけで、危険な事故(キックバック等)を防ぐことが出来ます。
その為には、安定したカット台が不可欠です。
そこで、簡単に作れて安全なスノコ型丸鋸カット台の作り方と扱い方をご紹介します。
スノコ型丸鋸カット台の製作
丸鋸カット台の材料
- 30mm×40mm角材 必要長さ 約3,100mm 端材可
- 木ビス 50mm〜60mm
丸鋸カット台製作の道具
- ノコギリ、ノコギリ治具
- 丸鋸、丸鋸ガイド
- カンナ
- クランプ
- 木工用ボンド
- 留め型スコヤ
- インパクトドライバー
- 下穴ドリル
材料の選定について
今回のカット台のポイントは、スノコで平面を作ることです。
角材は出来れば、反り曲がりが無く正確な寸法の物を使うほうが良いです。
購入される場合は、ヒノキ工作角材などがベストです。
スノコ部材の切出し
スノコ型カット台のサイズは、良くカットする木材に合わせて変更して下さい。
今回のサイズはSPF2×6程度まで対応できるサイズです。
(切り出しサイズは画像記載のサイズを参照)
切り出しには丸鋸でも良いですし、鋸とノコギリ治具を活用しても良いです。
出来れば、直角にキレイな方が出来栄えも良いですね。
切り出しが完了しました。
メインカット台で、470mm2本、250mm7本使います。250mm1本と70mm2個はサブ台です。
角材の整形
寸法が正確な角材を使われる場合は必要が無い工程です。
スノコ上面に段差を作らない方が安定します。角材をクランプで重ねて固定し、平面になるようにカンナで削ります。
スノコ型カット台の組み立て
角材の間隔は40mmにしました。
これは150mmレバークランプを差し込んで固定できる間隔です。
メインのカットスペースは60mm開けました。
40mmの等間隔でも良いですが、角度カット(70度程度)に対応する為です。
450mm角材を置いて、両端に250mm角材を木工用ボンドで仮止めします。
スコヤで直角度を確認して、乾燥させます。
乾燥が完了したら、その他の250mm角材を接着します。
この時、角材が浮いてしまわないように注意します。
スノコ上面がフラットになる様に。
サブカットウマの組み立て
長物カット用にサブカットウマを製作します。
スノコ型カット台のビス止め
カット台のビス止めは上面から。
角材が割れない様に下穴ドリルで深めにあけます。
ビス止めは50mm〜60mm程度がベストです。(40mm角材の場合)
ビス頭が上面から出ない様に、10mm程深く打ち込みます。
すのこ型カット台の完成
ビス止めが完了したら完成です。
簡単ですよね!
最後にカット台上面の平面度をCHECK!
スノコ型丸鋸カット台の使い方
使い方で特に難しいことはありません。
ただし、地面が平面である事。ココは重要です。
カット台より少し大きい位だと、カットスペース(間隔60mm)を使います。
サブカットウマは、カットした時に木材が安定する方に置きます。
スノコ型なので隙間からクランプ固定も可能です。
丸鋸ガイドを使い、直線カット。
とても安定した作業が出来ます。
長物にも対応するサブカットウマ。
必ず作りましょう。
製作を終えて
丸鋸を安全に使うには、安全な環境づくりが一番重要です。安全な環境で安全に扱えばとても便利な道具です。
丸鋸を買ったら、次は安全な環境作りを行いましょう。
更に慣れた頃が一番危険なので、初心を忘れず安全確認をしてDIYを楽しみましょう!
オススメグッズ
正確な直角、45度の墨付けや確認に!