インパクトドライバー用の六角ビットには様々な種類があります。
一番よく使うのが、コーススレッドを締め込むための「プラスドライバービット」や「ドリルビット」です。
その他にも便利なビットアイテムがたくさんあります。
今回は、DIYを楽しむ際、あると便利な「六角ビットアイテム」をご紹介します。
おすすめインパクト用ビット
プラスビット・マイナスビット
プラスビットは、木工DIYでコーススレッドを締め付けるとき一番活躍するビットです。
通常「プラス2番」をメインで使いますが、小さいビスを締め付ける「プラス1番」も持っておくと便利です。
ビットは、ショートとロング両方あると便利です。
棚受けなどを固定する際、インパクト本体が当たってしまい、ビス固定がしづらい時があります。
そんなとき、ロングビットを使用すると、本体が当たることなくスムーズに固定することができます。
ドリルビット
上記で紹介したプラスビットの次に活躍するのが「ドリルビット」です。
コーススレッド用の下穴を開けたり、ジグソー用の下穴を開けたりと、何種類かの太さを持っているといざと言う時に助かります。
ポイント
ドリルビットは、電動ドリルでも使えるタイプで揃えるとどちらでも使えるので便利です。
皿取り錐(きり)ビット
皿取り錐ビットは下穴を開け、さらに皿加工を施すことができる「下穴専用ビット」です。
皿加工を施すことで、ビス頭を隠しフラットな状態に仕上げることができます。
皿取り錐はビス30mm前後用と65mm用の2種類あると便利です。
左側のビットは、通常の下穴用として使います。
木材の端をビス留めする時など、下穴を開けることで木が割れるのを防ぐ効果があります。
右側のビットは、アイアンウッドと言われる硬い木(イペ、ウリン等)を使ってウッドデッキを製作する時に使います。
硬い木は通常の下穴用ビットが効かないため、ウッドデッキ用の下穴専用ビットを用います。
使用方法は、皿取り錐を真っ直ぐ打ち込み、皿取り部分は用途に応じて深さを調整します。
部材の高さとビス頭の高さを同じにする時はこのくらい。深さが欲しい場合は+1~2mm深く掘ります。
アイアンウッド用の皿取り錐は、硬い木に下穴を開けるので「摩擦熱」を持ちます。
連続で下穴を開ける場合は、先端に付いた切りくずを毎回取って使います。
高価な皿取り錐なので慎重に扱いましょう。
ダボ錐(きり)ビット
ダボを打つ時に便利なのが「ダボ錐ビット」です。
深さが決まっているので掘りすぎる心配がなく、確実にダボ接合ができます。
ダボの太さに応じた専用の錐が必要になります。
先端のドリル部分までがダボが入る深さとなり、それ以上は掘れない仕組みです。
使用方法は、ストッパーに当たるまで掘り込むだけです。
開けたダボ穴にダボを打ち込んで完成です。(実際には木工用ボンドを入れてダボを打ち込みます。)
木工用ボアビット
通常のドリルより太い穴を開ける時に使うのが「ボアビット」です。
装着した状態です。重機みたいで、なんだか迫力がありますよね。
垂直に当てて掘り込めば…
こんな感じの穴が掘れます。貫通させる事もできるので、パイプ用の穴なども開けられます。
インパクトビット番外編
キーレスドリルチャック
六角ビット以外のドリルなどを使う場合に装着するのが「キーレスドリルチャック」です。
六角ビットドリル以外のドリル径を使う時に便利です。
スポンジポリッシャーアダプターを付けると、車磨きなどもできます。
ソケットアダプター
六角ボルトなどの締め付けに使うのが「ソケットアダプター」です。
先端のソケットは「車用工具」としても使えるソケットです。
様々なソケットが付けられるので、タイヤ交換など車の修理工具としても使えます。
車のタイヤ脱着でも大活躍するので、持っていると便利ですね。
まとめ
インパクトドライバーは、各種ビットやアダプターを取り付ける事で活躍範囲が広がります。
ホームセンターのビット売り場にいるだけで、DIYの様々なイマジネーションが湧いてきます。
汎用性が高いインパクトドライバーだからこそ感じる、DIYの楽しさだと思います。
DIY技術がアップしていくごとに、少しずつ揃えてみてはいかがでしょうか?
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