紙やすり(サンドペーパー)は木工DIYでは必需品です。
木材の切り口を滑らかにしたり、角や表面を滑らかにしたりと、スベスベの木の質感を表現するには欠かせないアイテムです。
しかし、紙やすりの種類は豊富で、何番を使えばよいのか分からない…という方が多いと思います。
なので『木工DIYでこの番手さえあれば十分!』という紙やすりの選び方をわかりやすくご紹介します。
紙やすり(サンドペーパー)とは?
木工DIYの際、紙やすりは木材の切り口や表面を滑らかにするために使う『紙製や布製の研磨道具』です。
紙やすりにはそれぞれ『番手』と呼ばれる番号が付いていて、用途によって番手を使い分けます。(裏面に番手が印字されています。)
紙やすりは、ホームセンターで手軽に購入することができます。
値段は30円〜とお手頃です。
紙やすりの使い方
紙やすりは端材に巻きつけて使用すると扱いやすいです。
好みの長さに切って巻きつけて使用します。
DIYには2種類の紙やすりが必要
木工DIYでは、2つの用途で紙やすりを使用します。
- 下処理用の紙やすり
- 仕上げ用の紙やすり
それでは、一つ一つ詳しく説明していきます。
下処理用の紙やすりについて
購入したばかりの木材や安価で手頃な木材は表面がザラザラしていたり、ささくれなどがあります。
このままの状態で木材を使用するとケガの原因になったり肌触りが悪い、椅子などの家具だと服が引っかかってしまう場合があります。
これを解消するために、下処理用の紙やすりを使います。
使用する目的
- 木材を切ったときの切り口のささくれを取る
- 角の鋭角を滑らかにする
- 表面のザラザラを取る
使用する番手
木材の下処理用として使う番手は、通常#80〜#120です。
DIY初心者さんにとっては、番手に幅があるとどれがいいのか悩んでしまうと思うので…
とりあえず#240を持っていれば、下処理は十分行えます!
【番外編】
紙やすりの他に、同じ目の粗さのスポンジタイプもあります。
使用感としては、とても使いやすいですが、製品自体に耐久性がないのであまりオススメできませんね。
仕上げ用の紙やすりについて
仕上げ用の紙やすりは、塗料を塗り重ねていく際に使用します。
塗装をすると、木材の表面が水分で毛羽立ってきます。
その毛羽立ちをとって、スベスベの表面にするために使用するのが仕上げ用の紙やすりです。
使用する目的
- 塗装の際の毛羽立ちを取る
- 表面をスベスベにする
使用する番手
木材の仕上げ用として使う番手は、通常#400〜#800です。
仕上げ用も番手に幅がありますが…
とりあえず#400を持っていれば、満足のいく仕上がりになります!
【番外編】
作品の大きさによっては範囲が広すぎて、紙やすりで対応するのが困難な場合があります。
その際は、下記のようなサンダーを使うと効率よく作業ができます。
作品の大きさによって、紙タイプにするかサンダーにするか、お好きな方を選んでください。
まとめ
紙やすりは番手が多く、DIY初心者さんにとっては何を選べばいいか悩むところです。ですが、これだけ覚えておけば木工DIYは楽しめます!
- 木材の下処理には#240を使用する
- 塗装の仕上げには#400を使用する
上記の番手を使用してみて、「もっと滑らかにしたいな…。」「もっとスベスベにしたいな…。」と思ったら、単純に番手の数値を上げればOKです!
価格も安いので、いろいろ試してみるのも楽しいと思います。ぜひ普段のDIYに取り入れてくださいね♪
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