ラダーシェルフはDIYでも大人気のアイテムです。タオルを掛けたりするハシゴタイプから、棚として使えるタイプまで様々です。
今回はSPF2×4材を足部に使い、ブリキ缶で育てている多肉植物や小物を飾れる極太ラダーシェルフを製作します。
特に角度を付けた加工で必要なプロトラクターの使い方も詳しくご紹介しています。
DIYレシピ
2×4ラダーシェルフの材料
- SPF2×4材 550mm 2本
- ホワイトウッド材 30mm×60mm 1本
- コーススレッド 45mm
- ワトコオイル
2×4ラダーシェルフ製作の道具
ラダーシェルフ部材の採寸
今回は極太ラダーという事で、足部はSPF2×4材を使います。
逆に棚部は30mm×60mmのWW材です。
実用性よりインテリアですね。
全体の大きさは、SPF材の長さから550mmとしました。
メジャーで550mmに墨付けをして、差し金で直角線を引きます。
プロトラクターでの墨付け
角度を付けた墨付けでは、プロトラクターが便利です。
今回は70度の角度を付けたラダーにします。
プロトラクターの分度器部分を70度に合わせて550mラインを起点に墨付けます。
足部は上下とも70度に墨付けします。
棚部は2段にするので3等分点を起点に墨付けます。
70度墨付けライン長さ520mmを3等分します。
3等分では割り切れませんが。。。
170mmを1段目とします。
2段目は170mm×2という事で340mm。
プロトラクターで各起点から70度のラインを墨付けます。
棚部は足部にホゾ加工を行い組立ます。
WW材のサイズは30×60となっていますが、実測すると29.5mm位。
よくある事ですが、ホゾ組み付けなどの場合は、実測を元に採寸・墨付けします。
ホゾ加工はキッチリキツめに加工したいので、29.5mmで墨付けます。
プロトラクターで70度ラインに合わせて、差し金で29.5mm点を出します。
29.5mm点に合わせて、プロトラクターで墨付けます。
棚の位置は現物合わせで位置を決めしました。
棚部材の周りをグルッと墨付け。
墨付け全体はこんな感じです。
反対側は70度では無く110度です。
足1)90度-20度=70度
足2)90度+20度=110度
同じ様な手順で110度の墨付けを行います。
トリマーでのホゾ加工
トリマーでホゾ加工する前に割れ防止の切り込みをノミで軽く入れます。
ポイント
ホゾ穴加工(貫通した穴)の場合は電動ドリルとノミで行います。
今回は溝加工なのでトリマーを使います。
溝の深さは5mmとしました。
インテリアとしてのラダーシェルフ設定なので。
重量物を乗せる場合は10mm位は欲しいですね。
ベニア合板をフェンス(トリマー用ガイド)として活用します。
切削中の画像はご勘弁。手が離せないのです。
同じ深さの溝加工はトリマーが便利ですね。
4箇所のホゾ溝が完了しました。
ラダー部材カット
足部の上下を角度カット。
丸ノコガイドを70度に合わせて墨線通りに丸ノコでカットします。
反対側の足は110度に合わせてカット。
棚板は350mmを2本切り出します。
切り出しが完了したら、サンドペーパー#100で全体を整えます。
木加工が完了しました。
斜めのホゾ加工など、ある程度正確な寸法確認が必要です。
墨付け後の確認をこまめに。