サンドペーパーだけで木材をサンディング(削る)すると、部材の角が必要以上に削れてしまう事があります。
原因はサンドペーパーが平面で固定されていない為、安定して削れなくなってしまうからです。
サンドペーパーホルダーはホームセンター等でも各種販売していますが、単純な形状なのでSPF1×4材端材をベースにDIYしようと思います。
DIYレシピ
サンドペーパーホルダーの材料
- SPF1×4材 端材 150mm以上
- オニメナット M8 4個
- 蝶ボルト M8×25mm 4本
- ゴムシート 1mm厚
- サンドペーパー #80 #240
サンドペーパーホルダー製作の道具
- 丸ノコ 丸ノコガイド
- カンナ
- 電動ドリル 8mm,11mm
- 六角レンチ 8mm
- ボンドG17
- クイックリリースクランプ
- ゴムマット カッター
それでは、サンドペーパーホルダーの作り方を始めます!
サンドペーパーホルダーの材料
サンドペーパーホルダーの大きさは規格化されたサンドペーパーの大きさが基準です。
持ち手の厚さなどを考えて、SPF1×4材を二枚重ねとしてサンドペーパーを間に挟む方式にしました。
固定には『オニメナット』と『蝶ボルト』を使います。
更にホルダー下部にゴムシート1mm厚を貼って緩衝材に。
本体部材の丸ノコカット
SPF1×4材は4枚共に同じサイズです。
幅は70mm(サンドペーパー4等分の幅)、長さは固定の為に巻き込む分を考慮して長さ150mmとします。
SPF1×4材特有の四隅の丸い角は丸ノコでカットして取り除きます。
ホルダー上部のSPF1×4材はカンナで角処理をしました。
ここはお好みで。
蝶ボルト穴、オニメナット穴の加工
蝶ボルト用の穴は8mmの穴を開けます。
固定用SPF1×4材にボルトを通す穴を開けますが、SPF1×4材を2枚重ねにしてから穴を開けます。
この時、ドリルガイドのストッパーを20mmの穴を開けて止まる様に設定。
ポイント
2枚重ねで1枚目分+1mm程度の穴あけを設定すると、2枚目にセンター位置の印を付ける事が出来ます。
ホルダー下部にはオニメナット用(M8×深さ13mm)の穴を開けます。
ホルダー上部の穴あけの際に出来たセンター位置を元に、ドリル11mmで深さ13mmの穴を開けます。
オニメナットの取り付け
オニメナットの組み付けは六角レンチ8mmで埋め込んんで行きます。
真っ直ぐに入る様に注意して。
サンドペーパーホルダーの木加工が完了しました。
ホルダー上下の重ねズレなどをチェックして必要ならこの段階でカンナなどで修正を行います。
木材の固定にボルトを使う加工は家具作りでも活用できます。
オニメナットは大きさ、長さ以外にも固定する方法により種類があります。
緩衝材としてゴムシート取り付け
ホルダーと削る部材の間にゴムシート1mm厚を挟む事で追従性を高めます。
ホルダー下部にボンドG17を使い接着。
ゴムシートを圧着する為にクランプで挟んで乾燥させます。
ボンドが乾燥したら余分なゴムシートをカッターでカット。
取り付けるサンドペーパーは幅70mmでカットして保管。
サンドペーパーホルダーの完成
ブライワックス(ラステックパイン)で着色し、ステンシルスタンプでデコレーション。
オシャレなサンドペーパーホルダーが完成しました。
削り心地も、使用感もGood!
製作を終えて
DIY作業中に『ふと』こんなのがあったらこの作業も便利だな。仕上がり良くなるな。なんて事があります。
作業効率を上げる治具は端材を活用して作るのがベストです。
その後の作業効率も上がりますし、仕上がりも良くなるはずです。
創意工夫もDIYの醍醐味ですね。
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