ほぞ継ぎの加工は木組みの中でも正確に加工しないと見た目が微妙。。。
になってしまいます。
丸鋸やトリマーを使った加工だと綺麗に加工しやすいですが、電動工具がない場合や丸鋸は苦手という場合は手道具での加工になります。
本来はノコギリとノミ、鉋で加工する木組み加工ですが、今では本職でも電動工具を使う事が多いです。
荷重の掛かる家具製作では必須の木組み方法なので、手道具でも加工精度を上げる治具を製作しました。
この治具とノコギリガイドがあれば、かなり加工精度を上げる事が出来ます。
DIYレシピ
ほぞ継ぎ加工治具の材料
- 板 15mm厚× 幅90mm 500mm程度(反り曲がりが無い物)
- 角材 20mm角程度
- 工作材
- 木ビス 25mm

ほぞ接ぎ加工治具製作の道具
- ノコギリガイド(以前製作したガイド)
- ノコギリ
- クランプ各種
- スコヤ
- 木工用ボンド
- インパクトドライバー
製作サイズの決め方
今回のサイズは家具用脚等の製作で使う角材が30〜50mm以内である事を想定しています。
サイズ的には2×4材も加工できますが、手ノコ加工は大変ですね。
材料のカットはノコギリガイドを使いました。
ほぞ加工でも使います。
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精密なカットやノコギリガイドを使う時にはZソー7寸目がオススメです。
刃も細かく治具の傷みも少ないです。
事前の確認は大事です。
材料カット後に仮組みしてみると。。
ノコギリガイドの支え材とクランプが干渉しました。
事前の確認は大事ですね。
治具の上板幅を15mmカットしました。
ノコギリでカットする場合は、角材を当ててノコを抑えるとカットできます。

ほぞ接ぎ加工治具の製作サイズ
最終的なサイズは以下の通りです。
ガイドバーの角材サイズは近似値で大丈夫です。
ほぞ接ぎ加工治具の製作ポイント
治具製作全般に言えますが、カットと組み立て時の直角管理は大事です。
組み付けていると小口(木材のカット面)などが段差が出来たり。
優先するのは直角と寸法です。
合わせ面の段差は後で修正すれば大丈夫です。
全てのパーツを接着完了しました。
サイドバーは固定する角材の直角をサポートします。
底板の後ろ部分は作業台とのクランプ固定用です。
後は下穴をあけて木ビスで固定。
コレで完成です。
ほぞ接ぎ加工治具の使い方
30×40角材を使ってテストします。
今回は四方胴付きほぞにします。
胴付き部分は先にノコギリガイドでカットしておきます。
ほぞ加工治具を作業台に固定して、角材をセットします。
角材の小口は治具上面と高さを合わせます。
ガイドバーに当ててクランプで固定。
途中でズレない様にシッカリと。
ノコガイドをセットしてカットラインに合わせます。
クランプは5個使用しました。
後はユックリとノコギリでカットします。
早くカットしようとせず、確実にカット。
片側が終わったら、角材のみ裏返して固定します。
先ほどと同じ様にカット。
横側も同様に。
フリーハンドでは難しいほぞ加工。
治具を使うと簡単に出来ました。
ノコギリガイドは様々なアタッチメントでどんどん便利になりました。
まとめ
DIYでは治具製作も楽しいカテゴリーですが、作りすぎると収納スペースが必要になります。
出来れば、過去製作の治具を有効活用しながら拡張せせていく方法もアリですね!
おすすめグッズ
精密カットや木組み加工ではZソー7寸目がオススメです。
バークランプは様々なサイズが有ると便利です!