ノコギリで正確に真っ直ぐ切りたい。
そんな希望を叶えてくれるのが『ノコギリガイド』です。
以前に製作したマグネット式ノコギリガイドも有効でしたが、マグネットの力が強いとノコギリを動かすのが重くなります。
今回はマグネットを使わず、挟み込むタイプの小さい力で引けるノコギリガイドです。
製作動画はコチラです!
DIYレシピ
改良版ノコギリガイドの材料
- シナベニア合板 9mm厚 450mm角程度
- M6六角ボルト 25mm、35mm、ナット、ワッシャー
- 角材 25mm角程度
改良版ノコギリガイド製作の道具
- 丸ノコ、丸ノコガイド等
- 電動ドリル
- 6mmドリル
- 自作ドリルガイド
- メジャー、差し金、スコヤ
- ノコギリ、カンナ
- サンドペーパー
- 5mm彫刻刀
- クランプ
- 木工用ボンド
ノコギリガイド部材解説
各部材のサイズは参考値として下さい。
治具製作でも一番使い勝手が良いシナベニアの9mm厚を使います。
剛性のバランスも一番良いと思います。
今回の挟み込みパーツの軸となるのがM6ボルトです。
太さと安定性でM6が一番かなと思います。
隙間を作るM6用ワッシャーもベストな隙間です。
シナベニア130×75にノコギリを置いて、ボルト穴位置を決めます。
挟み込み範囲はノコが十分に動く幅を取ります。

シナベニア130×75の両角(横20mm、縦13mm)にボルト穴をあけます。
ドリルガイド(自作)を使い、6mmmのボルト穴をあけます。
シナベニア130×75は2枚重ねで。
130×75にボルト穴があきました。
130×75の一枚にM6ボルトを指して、ボルト頭を墨付けします。
墨付けに合わせて、5mm彫刻刀でボルト頭が埋まる深さまで掘ります。

半分の深さでボルトを5mm長いタイプでも。
ボルト頭が埋まる位まで掘れました。
剛性UP用として直角三角形のパーツを2個用意します。
直角が出ている板を対角にカットすればOKです。
全てのパーツが用意出来ました。
ノコギリガイドの組立て
シナベニア130×90の上にボルト頭を掘ったシナベニア130×75を接着。
スコヤなどで直角を維持して、木工用ボンドが固まるのを待ちます。
剛性用三角パーツを接着します。
ノコ側のシナベニア130×75の角をカットします。

間にM6ワッシャーを挟んで。
シナベニア130×75を取付け、ナットで固定します。
サポートバーの取付け
サポート用角材は、使用シミュレーションして位置を決めます。
ボルトを通して蝶ナットで固定。
ノコガイドの組立が完了しました。
改良版ノコギリガイドの完成
実際に墨線に合わせてみて、視認性を確認。
ノコギリガイドの使い方
捨て板を敷いてカットする部材とガイドをクランプで固定。
隙間にノコを差し入れます。
後は前後に挽くと墨線通りにカット出来ます。
製作を終えて
今回は前回製作したマグネット式ノコギリガイドの改良版として製作しました。
治具やガイド類は使用しながらバージョンアップしていく事が重要です。常に疑問を持ち、より良いものを目指す。
コレもDIYの楽しみの一つですね。
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