思い通りに色んな物を作れる様になると楽しいですね。
しかし、DIYを始めて最初につまづくのが、
『寸法通りにカット出来ない。』
『ちゃんと測ったのにズレてる。。』
だと思います。
これからDIYを楽しもうと思っても、寸法通りに切れないとDIYが全く面白く無くなります。
そこで、寸法通りにカットする為のルールとコツをご紹介します。
寸法通りにカットするテクニック
なぜ寸法がずれるのか?
シッカリ寸法を測ったのに、ナゼかずれてしまう。
それは、『墨付けのルール』と『カットのルール』が定まっていないからです。
毎回違う測り方、切り方をすればズレるのは当然です。
まず、墨付けとカットの基本ルールを整理して守れば意外と簡単に寸法通りにカット出来ます。
その『墨付けの基本ルール』と『カットの基本ルール』の解説をして行きます。
墨付けの基本ルール
寸法を測る前に『基準面を整える』作業をする必要があります。
基準面とは、寸法を測り始める始点の面です。
1.基準面の決める。
カットしたい木材の端にスコヤを当てて、直角を確認します。
もし、直角でなかったらスコヤで直角な墨線を引きカットします。
2.基準面から寸法を測る
寸法を正確に測るコツは、木材の端で測る事。
木材の中心で測ると物差しが左右に振れるだけで、簡単に1~2mmズレてしまいます。
次に基準面に板を当てて、その壁となる木材に差し金を当てて測り始めると正確に始点を決める事が出来ます。
3.必要な長さで印を付ける。
必要な長さで印をつける時は差し金の寸法線の中心で墨付けする事。
墨付けする鉛筆の芯が細くても、太くても寸法線の中心と決めるだけで基準が出来ます。
4.スコヤで直角な墨線を引く。
正確な寸法で直角な墨線を引くコツは、先に墨付け点に鉛筆の芯を当てます。
次に鉛筆の芯に当てる様にスコヤをスライドさせます。
そのまま墨線を引くと、寸法通りの墨線を引く事が出来ます。
墨付け鉛筆のメンテナンス
墨付け用の鉛筆は、尖らせすぎない方が使いやすいです。
それはこの後の『カットの基本ルール』にも関わる事ですが、墨線は細いより太い方がカットのルールがやりやすくなります。
いつも同じ太さの鉛筆先にする事も寸法通りにカットするコツです。
寸法通りにカットする基本ルール
正確な墨線が引けたら、次はカットする基本ルールです。
ノコギリや丸ノコはそれぞれ刃の厚みが違います。
この違いもカットした時に寸法がズレる原因です。
そこで、『墨線を半分残す切り方』をします。
墨線は寸法線の中心に引いているので、半分残す。すると丁度、寸法通りになります。
寸法通りにカットしたい側の墨線の半分に刃の角を合わせて、カットします。
丸ノコでもノコギリでもこの刃の当て方をすれば、常に寸法通りです。
カット後にカットした角に鉛筆の線が残っていれば寸法通りです。
まとめ
正確なカットは決まった基本ルールを守れば誰でも寸法通りに出来ます。
最初は慣れないかもしれませんが、意識して作業すれば癖になります。DIYを楽しくする為にもこの基本ルールを守ってみてください。
そうすれば、DIYの面白さも作れる物のバリエーションを増えると思います。
オススメグッズ
墨付けや直角確認に便利な留め型スコヤ