この収納棚の加工はハシゴフレームの加工が終われば7割完了という感じです。
久しぶりに複雑な加工は頭のトレーニングに最高です!
ハシゴフレームのダボ穴加工
ハシゴフレームのハシゴ部分は全てビス止めでは無く、ダボ接合としました。
接合部分の強度と棚板を付けた時にビス同士が干渉しない様にする為です。
そこで、事前にダボ治具を製作しています。
ダボ治具
ダボ穴を大量に開ける場合、墨付けだけでもかなりの時間を使います。更にズレていると修正に大きな時間ロス。
そこで、2×4材の横幅で中心ラインに2つのダボ穴があけられる治具の製作です。8mmスチールスペーサーとアガチス材や端材を活用して製作しています。
直角精度を上げる為に8mmスペーサーは30mmの長さをチョイスしています。
ドリルに治具先で16mmの穴が出来る位置にストッパーやビニールテープで目印を。
ハシゴフレームの片欠き加工
ハシゴフレームの背面部材には5本もの2×4材を連結させます。
1本でもズレがあると完成しません。
そこで、フレーム3本をクランプで固定して一気に片欠き加工を施します。これでズレが出る心配はありません。
丸鋸の刃を38mmの深さに調整して欠く部分に細かく切り込みを入れます。
丸鋸で出来た溝の不要部分を取り除いて。
ノミで仕上げれば完成です。
片欠き加工が完成。
何でしょう。DIYしてるなぁと実感。
ハシゴフレーム組付け前の確認
かなり精度には神経を使って製作してきましたが、不備が無いか確認をします。
組み合わせるフレームのセットごとにダボ位置のズレや寸法ズレを確認します。
必要があればこの時点で修正。
ハシゴフレームの組付け
ハシゴフレームの組付けは277mmの部材を8mmダボで接合する方法です。
ダボ穴に木工用ボンドを入れ、向きに注意しながら1セットづつ組付け。
ハシゴフレームの組立が完了しました。
全体にサンドペーパー#100で整え塗装の準備です。
ハシゴフレーム塗装
ブライワックスのジャコビアンで男前に仕上げます。
製作時期が3月です。ブライワックスが液体化するには気温が低いので太陽で温めながら。
ブライワックスを塗布して1時間ほど乾燥させて乾拭きで仕上げました。

ハシゴフレーム組立
フレーム部材の加工が完了したので、設置場所で組んでいきます。
限られたスペースでの組立と部屋を傷付けてはいけないという使命感で四苦八苦。
裏側は江戸時代の牢屋のような堅牢さ。
う〜ん。ここまでの堅牢さは必要だったのだろうか。。。
裏側のフレームは半完成ですが、安定するところまで仮組みが出来たので一息。
採寸時の精度が良かったので、SPF材でも寸法ズレはほぼ無し!奇跡です!
