今回は、知人のご依頼でハンガーパイプ付きの収納棚を製作する事になりました。男前な雰囲気で服も掛けられるタイプをご要望です。
そこで、ブライワックスを使った時に雰囲気が良く、コスト的にも安価なSPF材をチョイス。更に沢山の収納に耐える太さの2×4材でフレームを組む事にしました。
男前で無骨なイメージと堅牢さを兼ね備えた収納棚を設計。
そんなハンガーパイプ付き男前収納棚の作り方をご紹介します!
DIYレシピ
ハンガーパイプ付き男前収納の材料
- SPF2×4材 1800mm 21本
- SPF1×6材 910mm 10枚
- SPF1×2材 910mm 10本
- パイプ19mm 1000mm 2本
- パイプ受け19mm用 6個
- ダボ8mm 200個セット
ハンガーパイプ付き男前収納製作の道具
男前収納棚の材料
メイン部材はSPF2×4材をチョイスしました。
男前は微妙なグラデーションがあると雰囲気が出ます。SPF部材の不揃いな節や荒れ具合が塗装を施した時にいい感じに。
更に安価なSPF材はコストダウンにも貢献します。ただし、今回のメイン部材はデッキ材などを購入させて頂いている『木工ランド』さんに家具用としてセレクトされた部材を活用しました。
トラックもお借りさせて頂いて、感謝です!
男前収納棚の図面
通常は現物合わせや、フリーハンドで書いたラフ図面を使うmottoですが、今回はご依頼主の期待と大型家具としての精度も考えて図面を書きました。
それでも、細部は現場で考える癖は変わりません。。
今回の収納棚は、ハシゴフレーム(自称)の枠フレーム構造に棚板を取り付ける構造にしました。
更に背面に2×4材をコレでもか!と組付け、人が乗っても大丈夫な無骨さです。(そこまでは要らないとおもいますが。。)
メインフレーム用部材のカット
まずは、メイン部材のカットからスタートです。
図面を見ながら、画像記載の長さでカットして行きます。SPF材は家具用にセレクトされた部材ですが、多少の曲がり反りがあります。
正確な採寸をする事で修正範囲を少なくし、精度の高い家具に仕上げたいと思います。
最近はスライド丸鋸に頼りすぎて、丸のこのみのカットは久しぶりです。
腕が落ちない様に日々の鍛錬も必要ですね。
ハシゴフレーム部材の墨付け
カットしたハシゴフレーム部材に加工の墨付けを施します。
ここで威力を発揮するのが、ツーバイフォー定規です。2バイ材やワンバイ材の組み合わせを墨付けする時にはコレ一つで出来ます。
ハシゴフレーム背面側は表も裏も加工が必要です。
裏側には、片欠き継ぎ用の加工。表側にはダボ穴加工です。
家具作りのポイント
部屋の中に配置する家具は、壁に配置する事が多いと思います。
壁にピッタリ合わせるには、床と壁の間にある部材(巾木 ハバキ)の部分を欠いておくと収まります。
ハシゴフレームは複雑な加工があるので図解を作成しました。
(何処までもラフですが。。)