2×4材はホームセンターで手軽に購入できるDIY材料です。
しかし、ツーバイ材はアメリカのインチ規格を元に製材された建築資材なので、センチメートルにすると「2×4材→38×89mm」です。
暗算が得意な方は問題ないですが、「2インチや3インチは何mm?」となった場合は、計算機を使わないと算出が難しいです。
そんなツーバイ材に一発で線引きできる「2×4定規」をご紹介します。
2×4定規とは?
ツーバイ材は差し金を使う事で墨付けが可能ですが、一発で誰でも簡単に使えるのが「2×4定規」です。
素材は樹脂製で軽いですが、しっかりとした作りです。
たくさんの線とガイド穴が付いていて、一見分かりづらい印象を受けますが使い方はとても簡単です。
基本的な使い方
2×4定規は、名前の通り2×4材と同じ寸法に設計されています。
様々な穴や切り欠きが付いています。
等分墨付け
2×4材の短辺89mmに対して、1/2、1/3、1/4を簡単に割り付ける事ができます。
等分墨付けが必要になるアサリ組みや相欠き継ぎ加工の割り付けが直感的にできます。
2×4材の厚さ38mmに対して、1/2、1/4の割り付けも簡単にできます。
ビス穴ガイド
2×4材をビス止めするときのガイド穴はとても便利です。
ビス頭の間隔や高さがバラバラだと、作品の見た目も良くありません。
ビス頭が揃っているだけでプロの様な仕上がりになります。
45度の墨付け
45度の墨付けも簡単にできます。
45度ラインの3点穴に印をつけて…
印に合わせて線を引くと、簡単に45度のラインが引けます。
その他の墨付け
2×4材の幅89mmの1/2も簡単に割り出せます。
2×4材の厚さ38mmを片欠き加工する際の墨付けも簡単です。
▼片欠き加工の製作事例
直角線の墨付け
通常、差し金を使う直角の墨付けも2×4定規で簡単にできます。
アサリ組み墨付け実例のご紹介
4等分のアサリ組みの割り付けで手順をご紹介します。
最初に厚さ38mmのラインを引きます。
4等分の線は、白矢印の3ヶ所に印を付けます。
次に、最初に引いた38mmライン近く(白矢印)にも印を付けます。
印を繋いだ線を3本引きます。
あとは切削する方にバツ印などの目印を付けて、同じ手順で反対側を墨付ければ完成です。
まとめ
ツーバイ材は今までは計算機を使ったり、差し金を駆使して等分割り付けをしていました。
この2×4定規は直感的に線引きができるので、DIYの時間短縮に貢献します。
使い方に慣れてくると、もっと複雑な墨付けもこの定規一つで可能になります。
1×4材にも活用できるので、価格的にも安価なこの2×4定規はDIYの必須アイテムだと思います。
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