モルタル・セメント

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セメント・モルタル・コンクリートの違いと用途をご紹介!

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ブロックやレンガを積む時や、駐車場の土間などのDIYで避けて通れないのが「セメント」「モルタル」「コンクリート」です。左官作業は敷居が高くDIYとしても難易度が高い部類です。

ホームセンターには水を加えるだけで使えるインスタントセメントもありますが、広い面積だと割高になります。そこでモルタルやコンクリートを自作してワンランク上のDIYに挑戦しましょう。

セメントとは

セメントとは、モルタルやコンクリートを作る時の「接着剤の役割」をする材料です。

セメントに砂を配合すればモルタル、さらに砂利を入れるとコンクリートになります。

セメント自体に強度は無く、砂や砂利を骨材として固めることで強度を出します。

セメント

セメントは超アルカリ性です。素手で作業していると手が荒れます。

軍手やゴム手袋を必ず着用しましょう。

モルタルとは

セメントに砂を配合するとモルタルができます。

配合率はセメント:砂=1:2〜3です。

モルタル

ブロックやレンガを積む時や、コンクリートの補修用として使います。

さらに仕上げ用の硅砂5号等を配合した仕上げ用、パーライトを配合した軽量モルタルなどがあります。

コンクリートとは

コンクリートはモルタルに砂利を配合したものです。

コンクリートDIY

配合率はセメント:砂:砂利=1:3:6が理想とされています。

しかし、手で混ぜるには砂利が多すぎて大変です1:3:3が混ぜやすい配合です。

左官作業に必要な道具

左官道具は作業内容によってたくさん種類がありますが、その中でもDIYにあると便利な道具をご紹介します。

トロ舟・左官バケツ

モルタルやコンクリートを練る時に使います。

ブラスチックケースなどで代用する事もできますが、何回も作る時には強度があるトロ舟や左官バケツが便利です。

トロ舟と左官バケツ

練り鍬(ねりくわ)

スコップで代用する事もできますが、隅まで掻き出しながら混ぜるには練り鍬(手鍬)が便利です。

練り鍬

左官コテ

左官コテは作業内容に応じてたくさんの種類があります。

DIYでは代表的な4種類があればある程度対応できます。

コテ各種

  • レンガコテ:レンガ積みやブロック積み用
  • プラスチックコテ:基礎作りや壁塗り用
  • 塗り付けコテ:壁塗りの中塗り用
  • 目地コテ:レンガやブロックの目地埋め用

コテ板

コテ板はモルタルや仕上げ材を小分けして乗せるパレットです。

コテ板1

簡単な道具なので、ベニア合板などで自作出来ます。

コテ板2

ヒシャク

混ぜ合わせたモルタルやコンクリートに水を加える時などに使います。

練りながら水分量を確認して少しずつ加える時に便利です。

ペットボトルなどで代用もできます。

ヒシャク

モルタルの作り方

トロ舟に砂、セメントの順番で入れます。

配合率はセメント:砂=1:2〜3です。

モルタルの作り方1

セメントと砂の色が1色になるまで混ぜます。

モルタルの作り方2

少しずつ水を加え、粘りが出るまで練っていきます。

硬さの表現は難しいですが、コテ跡が崩れない程度。

状況により固さを調整します。

モルタルの作り方3

モルタルの使用例

ブロック積みのとき、ブロックをモルタルで結合させることができます。

モルタルでブロック連結

コンクリートの作り方

モルタルを作る要領で、セメントと砂を1:3の比率で混ぜます。

コンクリートDIY1

ホームセンターの砂利は砕石ではなくて丸い石ですね。

砕石

撹拌したモルタルに砂利を砂と同量投入します。

コンクリートDIY2

モルタルと砂利が目立たないくらいになったら水を加えていきます。

コンクリートDIY3

木枠に流し込む作業では、少し柔らかめに練ります。

コンクリートDIY3

砂利の代わりに庭石としても使われる「小粒砕石」を使う方が細かい作業では扱いやすいです。

コンクリートDIY4

コンクリートの使用例

外水道のシンク部分を作ることができます。

外水道リメイク

まとめ

セメントを使う左官作業は難しい部類の技術になりますが、挑戦して習得するとDIYの幅がグッとランクアップして出来る事が増えます。

庭の花壇づくりからブロックを積んで飾り立塀なんかも作れます。

是非、トライしてみましょう!

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