ニットやスカート、ポンチョなどに用いられたオルテガ柄。
そのオルテガ柄を壁掛けにしたり、テーブル天板など家具にも使われる人気のデザインですね。
今回はそのオルテガ柄を壁掛けにして製作しました。
YouTube(motto's koubou)にて製作動画も配信しています。動画はコチラ
DIYレシピ
オルテガ柄壁掛けの材料
- シナベニア 700mm×300mm 5.5mm厚
- 桐集成材 600mm×90mm 6mm厚
- 建築下地材 30mm×40mm 1820mm
- 紐、ボタンビス、壁掛けフック
オルテガ柄壁掛け製作の道具
- 差し金、差し金治具(自作)
- 丸ノコ、丸ノコガイド
- マイターゲージ付き丸ノコガイド(自作)
- 着色剤(緑、白、濃茶)
- 木工用ボンド
- ウレタンニス(クリアー、つや消し)薄め液、刷毛
- トリマー、トリマーテーブル(自作)
- サンドペーパー、カンナ、ノミ
- ピース製作簡易治具部材(ベニア合板、端材等)
- ブライワックス(ジャコビアン)
オルテガ柄とは
オルテガ柄はアメリカのニューメキシコ州・チヨマ村のスペイン系移民であるオルテガ一家に伝承された手織り物柄が由来という説があります。
元々はニットやスカートなどに持ちられた柄です。
オルテガ柄の下絵を書く
オルテガ柄のベースはシナベニア合板5.5mmにしました。(安いベニア合板でも大丈夫です。)
イメージしているオルテガパターンや飾る場所に合わせたサイズで大丈夫です。
オルテガ柄を作るには最初に下絵を書いた方がミス無く作れます。
柄は全て書く必要はありませんが、中心部分は決めておいた方が良いです。
今回は30mm幅のパターンにしました。
ベースとなる板の縦と横に中心線を最初に引きます。
次に45度ラインを四方に引いて、そこから30mm幅の平行線を入れていくとオルテガ柄の下絵になります。
オルテガピース用の細材を切り出す
オルテガ柄のピース材は、カットや加工がしやすい桐集成材を使いました。
ピース一つ一つの微調整が必要なので、加工しやすい柔らかい木材がおすすめです。
桐集成材の両端から30mm幅の墨線を入れます。
丸ノコと丸ノコガイドで30mm幅にカット。
オルテガピースカットの準備
オルテガ柄ピースの製作には45度カットの量産作業が発生します。
そこで、45度が設定できる丸ノコガイドがあると便利です。
まず最初に、30mm幅部材の角を45度にカットします。
カットした3角端材も使います。
捨てずに保管します。
オルテガピースの墨付けは大量になるので、寸法固定できるガイド?治具?があると便利です。
写真は自作品ですが、市販のストッパー付きゲージでもOKです。
45度スコヤでも良いですが、部材角に当てながら墨付けを行うと個々の寸法差を少なくするこ事が出来ます。
一番使う基本寸法は画像の通りです。
オルテガピースにカットする
正確にピースカットするには、簡易的に治具を製作した方が便利です。
部材を45度に固定できて、30mm幅でカット出来る簡易治具を作りました。
コレで個々のピース差が無くなります。
今回は100個程度カットしました。汗
なるべくミスが無い様にカットしましたが、念の為サイズ差をcheck。