【図面PDFダウンロード可能】今回は、ラダーで支える無骨な男前シェルフを作ります。
男前と言えば「鉄」ですが、鉄の加工はDIYでは難しいため、ラダーをつや消し黒で塗装し鉄っぽさを演出しました。
さらに、棚板をウォルナット色で塗装し、鉄と木でメリハリを出しました。
ステンシルを施せば、オリジナルの男前家具の完成です。
DIYレシピ
ラダーシェルフの材料
- 2×6材:910mm…4本
- 2×3材:910mm…4本
- 1×2材:910mm…4本
- 水性塗料(つや消し黒)
- 油性ジェルカラーニス(ウォルナット)
- 水性塗料(白)
【図面】男前ラダーシェルフ
ラダーシェルフ製作の道具
- 丸ノコ&丸ノコ定規
- メジャー・差し金・プロトラクター
- ノミ
- 金づち
- 電動ドライバードリル&ドリルガイド
- クランプ各種
- 木工用ボンド
- カンナ
- サンドペーパー#240
- 刷毛(小・中)
- ローラーセット
- ステンシルセット
- マスキングテープ(細・太)
ラダー脚部材の切り出し
2×3材910mmから895mmを4本切り出します。(今回はスライド丸ノコを使っています。)
次に、切り出した部材の両端を、プロトラクターを使い80度に墨付けを行い、切り落とします。
ほぞ穴の下処理
ラダー脚の墨付け
ラダーの横棒(SPF1×2材)で棚板を支えるので、このほぞ穴加工の精度が全てです。
脚となる2×3材に、38mmの長さのほぞ穴を、1本につき4ヶ所開けます。(計16ヶ所)
画像左下から38mm上に一つ、42mm上に一つ、276mm上に一つ、42mm上に一つほぞ穴を開けます。
上記の脚に、SPF1×2材をはめ込むための墨付けを行います。(1×2材:横幅19mm、縦38mm)
墨付けは表裏共につけることが大切なので、計32か所墨付けします。
計32ヶ所の墨付けを行います。
簡単な治具を作ると横幅の墨付けを楽に行うことができます。
墨付けが完了しました。
▼ちょっとこの作業が意外と大変だったので、さらに簡単に墨付けができる治具を製作しました!
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4本とも同じ位置にほぞ穴を開ける必要があるので、ほぞ穴の位置を並べて確認します。
穴あけの下準備
ドリルで穴を開ける前に、墨線に合わせて軽くノミで切り込みを入れておきます。
切り込みを入れる事で、ドリルが貫通してしまった時に裏側が割れるトラブルを防げます。
穴あけを楽にする行うために、電動ドライバードリルとドリルガイドで下穴を開けます。
今回は、ドリル径8mmで6ヶ所開けました。
開けるときは、墨線にドリルが接触しないように注意しましょう。
ラダー横棒と棚板の切り出し
1×2材の910mm(4本)から、356mmを4本切り出します。
棚板は2×4材910mm(4本)から900mmを2本、755mmを2本切り出します。
全ての部材切り出しが完了しました。
ほぞ穴あけ
墨線に沿って、ノミと金づちでほぞ穴を掘ります。
表面と裏側を交互に掘り、ズレが出ないように注意します。
縦側38mmは少しキツめに掘り、横側は19mmは寸法通りに掘ると締まって緩みを防止することができます。
木工用ボンドを付けて、木を当てながら(当て木)金づちでゆっくり打ち込みます。
たまに裏側を確認して、うまく入らない場合はノミを入れ調整します。
1セット完成しました。
ここで差し金を使い、直角や歪みを確認します。
さらにもう1セット同じように作ります。
木工用ボンドを乾燥させます。
ほぞ穴に細かい隙間がある場合は、木工用ボンドや木パテ・との粉などで埋めておきましょう。
木工用ボンドが乾燥したらカンナで面を整え、サンドペーパー#240で全体を整えます。
ラダーシェルフはラダーが出来れば、加工は終了です。
ここからは色付けです!