カンナを使っていると材料が動いて上手く力が伝わらない事があります。
結構あります!そこで、ずっと作りたかった小物用カンナ台を自作します。
自作と言っても、とっても簡単です。
しかし、こうゆうのがあるか無いかでDIYの効率が全然違うんですよね。
クランプなんかと同じ部類のカンナ用固定具を作ります。
DIYレシピ
カンナ台の材料
- パイン集成材:150×340mm
- SPF1×2(端材):300mm以上
- アガチス材(端材):20×135mm…厚さ5mm
- コーススレッド:30mm
- 釘:30mm
カンナ台製作の道具
- ノコギリ
- 差し金
- 木工用ボンド
- カンナ
- インパクトドライバー(皿取り錐ビット)
- 金づち
- ワトコオイル&スチールウール
- 焼印セット(焼印・バーナー・ペンチ)
- ステンシルセット(エアブラシetc)
曲がりや反りの確認
パイン集成材はカンナ台のメイン部材です。
この部材が曲がったり反ったりしていると、治具としての意味がありません。
差し金でチェックします!
よしよし。大丈夫ですね。
カンナ台脚の製作
カンナ台の脚は、SPF1×2材を150mm2個切り出します。
今回唯一の切断なので、ノコギリでカット。
パイン集成材の両端に木工用ボンドを塗って、脚材を接着させます。
脚は力が掛かる所なので、さらにビス留めします。
ビス頭が引っかからないように、皿取り錐ビットも使います。
皿取り錐でビビビッと皿処理。
コーススレッドは30mm2本で固定します。
カンナ台の脚取り付けが完了です。
まな板ではないですよ。カンナ台ですよ。
材料留め板の製作
材料留め用の板は、アガチス材を使います。
取り付け位置は、端から15mm上(脚の上部分)の位置に。
その方が安定するかなと思います。
木工用ボンドで接着して、釘30mmで固定します。
コーススレッドだと割れるかなと。
カンナ台は過酷な負荷を掛けられながら耐える治具です。
とにかく頑丈に作る事が大切です。
ワトコオイル塗装
本来なら完成なんですけど、ひと手間加えるのがmotto師匠流。
ワトコオイルのダークウォルナットで塗装します。
2回目の塗装ではスチールウールで磨きながら。
これを研磨塗装と言います。
ワトコオイル塗装が完了しました。
う〜ん。まだ、足りない。
オリジナル焼印
「刀鍛冶は、自身の作品に名を入れると言う。」
入れましょう!焼印です!
以前製作した焼印。
ボンベ缶バーナーを使ってガンガン熱します。
カンカンに熱くなったら、グッーと押し付けて名を押す。(擬音が多いmotto師匠。)
ステンシル塗装
まだ、足りなーい。ステンシルじゃ!
made by ツクモのステンシルの登場です。
そう!「D.I.Y force」
水性黒をエアーブラシで吹き付けます。
さぁ、ステンシルどうでしょう。
いい感じ。
カンナ台の完成
渋いカンナ台が完成しました。
焼印にステンシルが効いとりますな。
カンナ台の使用例
カンナ台の脚は、作業台などに引っ掛けて固定する事も出来ます。
これで目一杯引けますね。
ほら、カンナくずもいい感じ。
製作を終えて
カンナ台はとっても簡単なDIYですが、こうゆう治具が作業の効率も精度も上げてくれます。
今後のDIYで大活躍すると思いますね。
カンナ作業を行うなら是非製作してみてください!
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カンナは大工さんが使う道具と言うイメージがあります。でも、実際はDIYの仕上げでよく使う道具です。