大引きの設置が完了したら、デッキ床張りで完成です!
イペデッキ材の床張り
イペなどのアイアンウッドは非常に固く下穴無しでは打てません。
ビスも軸が太いデッキビスが最適です。ビス止め専用ビットも付属しています。

最初に床端材を活用して、ビス位置ガイドを作ります。
なるべく揃っていた方が綺麗なので、全てのビス打ちで使います。

クリアランス用のベニア板5mmを挟んで、ビスガイドを置きます。

デッキ用下穴ドリルで、皿部分も含め下穴をあけます。

ビットを変えて、デッキビスを真っ直ぐ打ち込みます。
ポイント
ビス打ちも下穴あけも、インパクトの軸上に手を添えて曲がらない様に。
ビスもドリルも途中で折れると、ディスクグラインダーで削るしかありません。

怪我防止の為にもビス頭は引っ掛かりが無い方が理想です。しかし、イペは打ち込み加減でビス頭高さを調整できません。
※下穴を開ける時に皿取りをどこまでやるか決めておく必要があります。

レッドシダーなどより手間が掛かるデッキ床張り。
意外と進みません。

雨がふってきたので中断。

鋼製束だと、床下の移動は楽ですね。

と言う訳で、雨により2日目の作業終了です。
チャンと掃除して整理して。

天候も回復し最終日です。
デッキ床張りで、多少の反りを解消する方法です。
荷造り用のバンドロープなどで、3~4枚先から通して、力に任せて締め込みます。イペだとコレが大変。。

床を張っていくと、左右で仕上がり幅が変わっていく事があります。
そこで、面倒でも3~5枚張ったら、左右の張った床材の合計幅を測ります。そしてズレた分を計算して床のクリアランスで調整。なるべく平行に張れる様に意識します。

デッキ揺れ留めを設置
床が出来上がってきた所で気になる事が。
歩くと床が揺れる。。鋼製束は横の動きに弱いのか。。
という事で、沓石を急遽用意。

柱用の部材は端材が十分にあるので沓石と大引の距離をココに測ってカット。
なるべくピッタリのサイズに。

四隅の4ヶ所に配置しました。強めのL金物で強固に固定。
かなり、揺れ留めに効果あり!
後は様子で追加します。

アイアンウッドデッキ完成!
試行錯誤もありましたが、無事に完成しました。
端材を綺麗に研磨して、再塗装。七輪を真ん中に置いて囲炉裏に。

プライベート空間のデッキは良いですね。

少しだけ、このデッキを堪能。
周りの目を気にしないウッドデッキ。最高です!

製作を終えて
今回は新たなチャレンジで学ぶ事も多くありました。様々なウッドデッキを作ってきましたが、毎回が発見の連続ですね。
鋼製束は高さ調整や縦方向には強いですが、横方向には若干弱いので今回の様に柱を構成してハイブリッドが良いと感じました。
中庭のウッドデッキはホントに落ち着きます。部屋の一部がオープンになっている感じで開放感満載です!
オススメグッズ
アイアンウッドのデッキ製作では必須のドリルとデッキビス

