ビジネスラックは白やグレーが多く、インダストリアルな雰囲気の部屋では浮いてしまいます。
そこでインテリアに合うようにリメイクを試みました。
フレームはアイアンブラックで着色し、棚板はSPF材で作り直します。
様々なDIY製作で端材が増えたので、活用しながら作りたいと思います。
リメイクレシピ
ビジネスラックリメイクの材料
- SPF1×6材:1820mm
- SPF1×8材:1820mmと端材
- SPF1×10材
- SPF端材
- ダボ:6mm
- コーススレッド:32mm
- ワトコオイル(ダークウォルナット)
- 水性塗料(アイアンブラック)
ビジネスラックリメイクの道具
- 丸ノコ
- 丸ノコガイド、丸ノコ定規
- メジャー(コンベックス)
- 差し金
- クランプ(900、300、150)
- 木工用ボンド
- インパクトドライバー、キーレスチャック
- カンナ
- 金づち
- 刷毛、塗料カップ、スポンジ
- 六角レンチM4、M6
- 電動ドライバードリル
- サンドペーパー#100、#400
ラック部材の切り出し
今回のビジネスラックは幅300mmです。
SPF1×6材とSPF1×8材の組み合わせと、SPF1×10材と端材の組み合わせでそれぞれ必要な幅を作っていきます。
新調したSPF材の困りモノ。。。
シールは改善して欲しいですね。
ホームセンター担当者様、ノリが残らないシールをお願いします!
最初に丸ノコと丸ノコ定規で必要な長さにカットしていきます。
次に、棚板はダボを使って接合させるため、接合時に筋が出ないように「R加工」部分を落としておきます。
丸ノコガイドを使うと、簡単に最小限の幅でR加工を落とせます。
必要な寸法は以下の通りです。
ビジネスラックのサイズにもよりますが、今回は付いているラック棚のサイズに合わせます。
切り出すサイズ | |
1×6材 | 525mm…3枚 |
1×8材 | 525mm…3枚 |
1×10材 | 525mm…1枚、580mm…1枚 |
端材 | 580mm…1枚 |
ダボ接合と波釘打ち
部材をダボ接合していきます。
ダボ接合は両端30mmの位置に2ヶ所ずつ行います。
今回はその後に「波釘」を併用します。
効果はダボと変わりませんが、使ってみたかったので(笑)
ダボの長さが30mmなので、15mmずつダボ穴を開けます。
ドリルに目印を付けておくと目安になりますよ。
全てのダボ穴加工が完了しました。
木工用ボンドをダボ穴に入れて…
ダボを打ち込みます。
金づちは軽く叩く程度に。
反対側にもダボ穴と部材側面に木工用ボンドを塗って接合させます。
上下をクランプで圧着し、両端は端材を使い、反りを抑えながらクランプで締め付けます。
クランプでの圧着は、両端を抑えないと反ってしまう事があります。
ボンドが乾燥したら修正が難しくなるので、圧着時に反り抑えも同時に行いましょう。
棚板補強と修正
ボンドが乾燥したら、接合ラインに3ヶ所「波釘」を打ち込みます。
これで、ダボと同じ効果を出します。
最初は金づちの平面側で打ち込み、最後に釘殺し側(中心が膨らんでいる面)を使ってさらに打ち込みます。
これで部材表面より釘が飛び出ないようにすることができます。
(釘殺し側で打ち始めると高い確率で曲がります。。。)
波釘打ちが終わったら、接合部の段差をカンナを使って平にしていきます。
棚板の最終調整(カット)
部材のダボ接合と修正が完了したので、最後に棚板を必要なサイズに調整します。
切り出した部材をサンドペーパー#100で表面処理を行います。
塗装時に削り跡が目立たないように、木目の流れに合わせてペーパーを動かしましょう。
棚板の組み立て
棚板の組み立ては木工用ボンドで接着し、ビス固定していきます。
差し金で直角を維持して乾燥を待ちます。
木工用ボンドが乾燥したら、皿取り錐(きり)で下穴と皿加工を施します。
コーススレッド32mmで4ヶ所留めていきます。
棚板の塗装
今回は棚板をワトコオイルのダークウォルナットで塗装します。
塗装は2回塗りとして、2回目の塗装後にサンドペーパー#400で湿式研磨を行います。
塗装が完了したらよく乾燥させて、タオルで余分な塗料を拭き取って棚板の完成です。