最近のDIYでは電動工具が主流ですが、ないと困るのが「のこぎり」です。
ちょっとした木材の切断や細かな工作にノコギリは欠かせません。
最近では替え刃式ののこぎりで、刃と柄を好みに合わせて取り替えるタイプが主流です。
DIYで持っていると便利なのこぎりとその種類についてのご紹介です!
のこぎりの種類
金のこ | 金属を切るノコギリ |
両刃のこぎり | 歯厚が0.7mm程度で両刃。通常の切断作業に使う。(今は横引きのみの片歯が主流) |
胴突きのこぎり | 歯厚が0.3mm程度で片刃。細かな細工加工に便利。(たわまないように胴突き) |
アサリなしのこぎり | 主にダボ切り用として使用。 |
ノコギリと一言に言っても使う場面により様々な種類があります。
DIYでは上記の種類があるとかなりの作業をカバー出来ます。
切り線幅とアサリについて
各ノコギリの切り線幅の違いは刃厚によって決まります。
通常は0.7mm厚のノコギリですが、小箱の接合に継ぎ手加工をする場合などは刃厚が薄い胴突きノコギリを使う方が正確に加工できます。
アサリとは、歯の一つ一つが左右に振れていて切り線幅を作るものです。
アサリは、歯が木材に挟まるのを防ぎ、切りクズを排出する効果があります。
胴突きノコギリにもアサリが付いています。
アサリなしノコギリは、歯がまっすぐに付いています。
のこぎりの使い分け
片刃のこぎり
普通の片刃のこぎり(横挽き)は通常の切断作業に使います。
昔は両刃ノコギリが主流でしたが現在では縦挽きは丸ノコで行う事が多くなり、横挽きのみのノコギリが主流になりました。
きれいに切るコツは『押す力(2):引く力(8)』の割合で切ります。
押す力が強いと、刃が捻れ曲がるので注意が必要です。
DIY初心者でもノコギリで真っ直ぐに切れる方法の紹介記事です。
胴突きのこぎり
薄刃の胴突きのこぎりは細工用ののこぎりです。
刃も細かい為、切り後の面も綺麗に仕上げる事が可能です。
アサリなしのこぎり
アサリなしのノコギリは、主にダボ切りの作業のとき大活躍します。
家具を作る時には細かい切り出しがあるので活躍します。
DIYで活躍するのこぎりは、上記で紹介した3種類です。
通常使いの片刃のこぎり・細工用薄刃の胴突きのこぎりとアサリなしのこぎりが有れば、大体の作品製作に対応できます。
替え刃式の刃の交換方法
ロック式替え刃のこぎりの場合
ロック式替え刃のこぎりは、ロックダイヤルを回して緩めます。
緩めて刃を斜め前に引き出すと簡単に取り外すことができます。
ロックなし替え刃のこぎりの場合
ロック無しの替え刃は刃部分を逆さに持ち、軽く柄を叩きつける事で外します。
刃を持つ時は購入時の紙製刃入れやタオルなどで巻いて手を切らないように注意しながら行いましょう。
まとめ
のこぎりは電動工具より手軽に使える手道具ですが、極めようとすると奥が深いツールです。
きれいに切るコツは無理に力を入れるのでは無く、挽きぎりを意識して切るときれいに仕上がります。
また、切る環境を整える事も重要です。
クランプでしっかり止めて安定した状態で切る事や『ウマ』を使い作業台を切ってしまうなどのトラブルを回避することものこぎりを極める上で大切なことです。
のこぎりはDIYにおいても重要な工作テクニックですので、練習を重ねて丸ノコに負けないきれいな切り面ができるようになると、よりDIYが楽しくなります。
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