ドリルで真っ直ぐな穴をあける方法は沢山あります。
ドリルガイドを使う方法や、下穴ドリルと木工ドリル、簡易ガイドを使う方法など。
ドリルガイドを買うのがベストですが、簡易ドリルガイドを簡単に作る事も出来ます。
今回は簡単な加工で真っ直ぐ穴をあけるドリルガイドの作り方をご紹介します。
DIYレシピ
簡易ドリルガイドの材料
- M6スペーサー 20mm
- M8スペーサー 20mm
- 檜角材 9mm厚 30mm幅 100mm×2個分
簡易ドリルガイドの製作の道具
- ノコギリ、丸ノコ
- レバークランプ 300mm
- 自作センターファインダー
- 下穴ドリル、簡易ガイド(記事内にリンク)
- 9mm、11mmドリル(加工用)
- 6mm、8mmドリル(穴あけ用)
- 木工用ボンド
- 脱脂剤
- ボンドG17
- 重し用角材、紙
材料の解説
ドリルガイドの主部材のスペーサーは、ホームセンターのボルト売り場で購入出来る物です。
M4〜M10ボルト用のサイズがあり、長さも数種類あります。
ドリルガイドには20mmから25mm位が最適だと思います。
接着には隙間を埋められる高粘度のタイプが良いです。
今回はボンドG17を使いました。
ドリルガイド本体の角材は2枚重ねで18mm厚に加工します。
18mm厚の角材があれば大丈夫です。
今回のガイド製作精度に係るのがスペーサー自体の垂直度です。
この垂直度をそのまま使います。
加工用ドリルと使用ドリル
M6スペーサーは6mmドリル用。
M8スペーサーは8mmドリル用。
加工には9mmと11mmのドリルを使いました。
ガイド本体の製作
スペーサーとクランプを並べて必要な長さを割り出します。
今回は100mmの長さにしました。
100mmにカットした角材を2枚、木工用ボンドで張り合わせます。
クランプでシッカリ圧着!
ガイド穴の墨付け
ガイド穴の位置を角材中心から15mm間隔に。
墨付けは表裏共に。
自作センターファインダーがあれば中心位置を素早く出せます。
両側にあけた穴を下穴ドリルと各ドリルで穴あけします。
ガイド穴の加工
最初に簡易ガイドと下穴ドリルで半分あけます。
表裏ともに。
同様に木工用ドリルで穴をあけます。
表裏からあけて穴を貫通させます。
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スペーサーの接着
あけた穴に各スペーサーを入れてみます。
穴にスペーサーが干渉せず立っている状態がベストです。
スペーサー製造時の油分を脱脂剤で除去します。
隙間が埋まるくらい、タップリと塗布します。
台のベニアにボンドが付かない様に紙を敷きます。
ガイド本体の穴にボンドを塗布したスペーサーを入れます。
指でスペーサーを押さえて真っ直ぐに立たせます。
スペーサーが動かない様に角材等で押さえます。
簡易ドリルガイドの完成
接着剤が乾燥したら、はみ出たボンドを除去。
ガイド本体の角を面取りなどして完成です。
簡易ドリルガイドの使い方
最初に穴をあけるポイントに墨付けします。
木工用ドリル先端のキリが収まる様に。
下穴ドリルで少しあけます。
ドリルにドリルガイドを通し、下穴にキリを当てます。
ガイドがズレない様にクランプで固定。
そのまま穴をあけます。
スムーズに穴あけが完了しました。
まとめ
今回の製作はフリーハンドで穴あけ加工が苦手でも製作出来る方法です。
ドリルガイドの製作法は色々ありますが、一番簡単な方法かなと思います。
数少ない道具で簡単に製作出来るのでチャレンジしてみてください。驚く程、素直に穴をあける事が出来ます。
オススメ商品
木工ドリルの前に下穴加工!
確実な部材の固定に。