DIYを楽しむ上で欠かせないアイテムが『丸ノコ』です。
木材の直線を切る道具として、使い方を覚えると手放せないくらい便利です。
ただし、電動工具の中でも一番と言っていい程、間違った使い方をすると危険な道具でもあります。
正しい使い方をマスターして、快適なDIYライフを楽しみましょう。
丸ノコの紹介
丸ノコの価格帯
丸のこはメーカー、仕様、刃の大きさ等で価格は変わります。
参考価格 | |
アルミベース(刃径165mm) | 10,000円前後 |
丸ノコの名称
<ベースプレート>
アルミ製と鉄プレス製があります。購入する際は、精度が良いアルミ製ベースプレートがオススメです。
<墨線ガイド>
角度0度と45度の位置にガイドマークがあります。ただし、目安とした方が良いです。
<傾斜用角度調整ネジ>
刃の角度を傾斜させて決断するときに調整します。角度の確認はスコヤを使います。
<出幅調整ロック>
切断する木材の厚さに合わせて刃の出幅を調整します。
<安全ガード>
丸ノコの取り回しの中で、ケガを防止するために刃をカバーしています。常に機能するか確認しましょう。
安全な丸ノコの使い方
事前の注意点
切る寸前までコンセントを抜いておきましょう。
刃の調整をする時にはコンセントを抜いて行う。
切断する時には、電源コードが引っかかっていないか確認をしましょう。
台と台の間で切断をしてはいけません。キックバックが発生して丸ノコが暴れます。
キックバックを防止するには、台を使わず捨て板(切断する木材と同じ大きさ、もしくはそれ以上の大きさの下に敷く板)を敷いて切断しましょう。
捨て板を敷くことで切り口もきれいになります。
捨て板は木材以外でも、安価な発泡スチロールやスチレンボードでも代用できます。
刃の出幅調整
刃の出幅は、切断する木材+2mm程度に合わせます。
刃の垂直確認
傾斜用調整ネジに目盛が付いていますが、目安として差し金やスコヤを使って確認します。
各種ガイド紹介
直角定規
正確な直角や角度で切る場合は『ガイド』が必要です。
任意の角度に分度器を合わせてロックし、切断する木材に当てて丸ノコを沿わせるだけで正確な切断ができます。
丸ノコのベースプレートが治具(ジグ)の側面に沿って真っ直ぐ進むので、正確な切断ができます。
治具(ジグ)とは、加工や組立の際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の総称です。
治具は作業目的によって自作したり購入したりします。
平行定規
幅の細い板材が必要になった時は、平行定規を使うと簡単に切り出せます。
丸ノコの購入時に付属で付いてくる平行定規をそのまま使っても構いませんが、細い木材を購入し、取り付けるとより安定した切断ができます。
切断する際は、切断したい板の幅に合わせて、平行定規の内側の面と刃の間の寸法を調節します。
切断する際のコツは、常に平行定規を木材の端にぴったりと添わせていくことを意識して切断します。
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刃の交換
長く丸ノコを使っていると、切れ味が悪くなったり、切断スピードが落ちたりします。
その時は無理をせず刃を交換しましょう。
刃の外し方
刃のロックボタンを押しながら、ボルトを緩めます。
緩んだら手で回してボルトを外し、アウターフランジを外します。
アウターフランジが外れると、刃はそのまま外れます。
そのまま新しい刃と交換します。
刃の取り付け方
刃を取り付けるときは、本体の矢印と刃の矢印の向きを合わせます。
あとは、刃を外した逆工程で取り付けます。
ボルトはキツく緩まないように締め付けます。
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まとめ
丸ノコはDIYにおいて無くてはならないアイテムです。大きい音も出るため「扱うのが怖い」という印象を持たれがちですが、正しい知識を身に付ければ男女問わず安全に扱うことができます。
作業効率も格段にアップしますし、大物DIYをする際は必須となるアイテムです。
丸ノコがあればレベルアップしたDIY作品も作ることができます。
ぜひ正しい知識を身につけて、安心・安全に丸ノコを使用してください。