カウンター側面の製作
カウンターの側面は、塗装をするため面がきれいなシナベニア900×900mm(4mm厚)を使います。
シナベニアは床から2mm浮くよう、寸法を実測しながらカットしていきます。
多少の寸法ズレができてしまうので、実測しながら行う方が無難です。
骨組に直接木工用ボンドを付けて固定します。
釘は細い方が良いかなと思い、装飾用釘とステン釘を使いました。
(必要本数を確保するために2種類使いましたが、ステン釘だけでも大丈夫です。)
骨組に対してシナベニアが浮かないように釘で固定します。
カウンター裏側の側面は、右側を4mm厚のシナベニアで覆います。
カウンター裏側の左側は、棚を取り付けたいので12mm厚のベニアを使いました。
カウンター側面の黒板塗装
カウンター側面は表を「ターナー色彩チョークボードペイント黒」、裏側は「室内壁塗装用の水性ペイントつや消し黒」で塗装します。
天板裏側に塗料が付かないようにマスキングをします。
はじめに下地処理として「水性シーラー」を塗装します。
水性シーラーは垂れやすいので注意しながら塗装します。
水性シーラーが乾燥したら、「ターナー色彩チョークボードペイント」で塗装します。
塗装ローラーは縦、横交互に塗るとムラなく塗装できます。
表面のチョークボードペイントは3回塗りで完了です。
カウンター裏側の塗装
カウンターの裏側は「室内塗装用の水性塗料つや消し黒」を使います。
表と同様に、水性シーラーを塗装してから上塗りします。
まずは刷毛で角を塗装します。
刷毛塗装が完了したら、ローラーで一気に塗装します。
裏側の塗装は2回塗りで仕上がりました。
カウンター棚の製作&塗装
棚板はSPF1×10材を845mm(4枚)にカットしたものを使います。
棚板を乗せるレール材は端材を使い、幅50mm、長さ470mmにカット。
さらに片側だけを斜めにカットしました。(SPF1×2材を使用しても良いです。)
棚板とレールは、「ブライワックス」で塗装します。
塗装は2回で仕上げました。
棚板を乗せるレール材は、水平器を使い水平を確認しながらコーススレッド32mmで固定します。
棚の取り付けが完了しました。
黒とのコントラストも抜群ですね!
巾木、コーナー用木材の塗装
巾木(はばき)は50×900mm(5mm厚)のアガチス材、コーナー材は900mm(5mm厚)の加工済み桧材を使います。
棚板と同じブライワックスで塗装します。
巾木(はばき)とは、床と壁の境目を仕上げる部材のことを言います。
加工済みの桧コーナー材はホームセンターで販売しています。
加工の手間がなく安価なので利用価値大です!
巾木は床から2mm浮かせて、木工用ボンドで貼り付けます。
さらに、仮止め釘のプラスチック部分を外して「固定釘」として使います。
細い釘なので曲がらないように注意しながら打ち込みます。
コーナー材も同様に固定します。
カウンターの完成
天板にもブライワックスを塗布し、磨き上げて完成です。
このアングル好きですね。
製作を終えて
カフェカウンターは一般家庭でDIYする機会はあまり無いかと思いますが、自宅BARカウンターを夢見ている方に参考になればと思い記事にしました。
カウンター製作は普段のDIYと違い、大変面白かったですね。
黒と茶色のコントラストも大満足の仕上がりです。
-
SPF材と鉄脚で作る1800mmカフェ風ダイニングテーブルの作り方
天板の修正 天板のボンドが乾燥したら、天板表面のズレを修正します。 カンナを使って板同士の段差を取り ...
続きを見る
ご紹介した商品
シーラーを塗ることでその上に塗る塗料の食いつきが良くなり、ベニアへの上塗り塗料の染み込みを防ぐことができます。
黒板ペイントのマット感は使いみち沢山です!
つや消し黒との相性もバッチリ!