DIYでも大活躍の100均木材ですが、長さが450mmまで。
製作する作品によってはもう少し長さが欲しいって事があります。
そこで、100均木材を相欠き継ぎで希望の長さに加工する方法をご紹介します。
DIYテクニック
相欠き継ぎ加工テクニック
相欠き継ぎとは、木材と木材を繋ぐ加工方法で、一番使うテクニックです。
通常は同種の部材同士を厚さ半分づつ欠いて合わせる技法です。
採寸と墨書き作業
前回製作したキャンピングテーブルです。テーブルの大きさとフレームの長さが合わなくて後50mm程伸ばしたいなぁと思いました。
(記事下に製作記事リンクがあります。ぜひ!)
そこで、今回の相欠き継ぎ加工を行う事にしました。継ぐ木材も同じ100均木材です。
継ぐ木材の長さは必要な長さ+重なり部分の長さです。
重なり部分の長さは、その部材に掛かる荷重によっても変わります。
幅の目安は『木材の太さ』まで。
今回は加工済みの部材に継ぐ事と、それほど荷重が掛からないので15mm重ねます。
スライド丸ノコ台を使った欠き加工
相欠き継ぎ加工は木材の太さ1/2づつ欠いて重ねます。
欠き加工はノミやノコギリを使う方法や丸ノコ、トリマーなどの電動工具を使う方法があります。
スライド丸ノコ台があると欠き加工にも便利です。
通常のDIYでも大活躍するので製作をオススメ!
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コンパクトなスライド式丸ノコガイド台の作り方をご紹介!
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スライド丸ノコ台で欠き加工を行う前に丸ノコの刃の出量調整を行います。
テストピース(使わない同じ部材)を使って微調整します。
丸ノコ刃はロックする事で固定しているので、微調整は慣れが必要ですね。
今回は部材太さ10mmなので5mm欠きます。
刃の調整が出来たら、欠き加工を始めます。
部材の欠き境界線(墨線)を先に欠いて、ズラしながら欠いて行きます。
写真位まで細かく欠いておくと、ノミで整える作業が楽になります。
継ぐ部材も同じ様に欠いて行きます。
(若干横着して、4個とも同時に加工。。)
こちらも、後作業が楽な様に細かく欠いておきます。
丸ノコの欠き作業が終わったら、ノミで接合部を整えます。
整えたら、木工用ボンドを塗って、クランプなどで圧着乾燥させます。
継ぐ際には差し金などで真っ直ぐに継ぐ様に確認しましょう。
ポイント
クランプなどで圧着して乾燥させます。圧着させないと接着力が強くなりません!
相欠き継ぎ接合完成
最後にカンナやサンドペーパーで面を整えて完成です。
後は塗装して完成ですが、継いだ部分の幅が取れなかったので一手間加えます。
相欠き加工は道具をたくさん使いますが、DIYでも結構使うテクニックです。
難しい加工ではないので、何度もトライしてマスターしましょう。
爪楊枝も立派なダボ
荷重は掛からないのですが、今回はテーブル下のフレームなのでダボ加工を追加します。
ダボとして使うのは『爪楊枝』です。
爪楊枝も丸木材なので、ダボとしても使えますね。
2mmのドリルで穴を開けます。
爪楊枝にタップリと木工用ボンドを付けて、差し込みます。
木工用ボンドの水分で爪楊枝が膨らんで、シッカリと固定されます。
乾燥したら、アサリなしのノコギリで余分な部分をカット。
相欠き継ぎ+ダボ加工完了
最後にサンドペーパーで整えて塗装。相欠き継ぎ+ダボ加工が完了しました。
テーブルの最後の板でフレーム固定出来る様になりました!
キャンピングテーブル製作記も見てください!
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作業を終えて
相欠き継ぎ加工は、強度を出しながら木と木を繋ぐテクニックの1つです。
木のつなぎ方は高度な加工法もたくさんありますが、一番使うのが相欠き継ぎだと思います。
マスターしておくとDIYでも何かと便利です。是非、トライして見てください。
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