天板の修正
天板のボンドが乾燥したら、天板表面のズレを修正します。
カンナを使って板同士の段差を取ります。合わせ目のみでなく、周辺も平面になるように削ります。
板の継ぎ目に隙間がある場合は、木工用ボンドや木工パテを使って埋めておきます。
大まかな段差修正が終わったら、天板の長さを1800mmにカットします。
最初に片側に丸ノコガイドを置き、直角になる位置でカットします。
片面のカットが完了しました。
しっかり直角になっているか再度確認をしましょう。
カットした側からメジャーで1800mmの位置に印を付けます。
両端に印を入れるようにしましょう。
反対側も同様にカットして、長さ1800mmの天板が切り出せました。
天板の反り防止
テーブル天板の反り防止として、裏面にSPF1×6材(両端:鉄脚取り付け用)と、SPF1×4材(反り防止)を組んでいきます。
1×6材を800mmにカットして、両端を45度に斜めカットします。
真っ直ぐ切るだけでも良いですが、斜めカットをすることでグッとひと手間感が増します。
カットしたSPF1×6材は、天板の両端から50mmと80mmの位置に取り付けます。
木工用ボンドを満遍なく塗布して接着し、コーススレッド32mmで固定します。
コーススレッドを打ち込む際は、後ほど取り付ける鉄脚のビス位置と重ならないように注意しましょう。
SPF1×4材も635mm 2枚、800mm 1枚にカットして、同様にコーススレッドで固定します。
(多少のズレが出るので実測して調整して下さい。)
※画像は塗装後の状態です。ご了承下さい。
天板裏面の塗装
天板の裏面で色合いの試験を兼ねて、オイルステンで着色してみました。
ウォルナット色を入れてみましたが、赤色が強いかなと言う事で表面の塗装では使いませんでした。
木材は着色してみないと希望の色になるか分かりません。
裏面や目立たない所で試してから表面を塗装しましょう。
(上の写真がオイルステン着色の色合いです。)
結局、天板の表面はワトコオイル(ダークウォルナット)で塗装しました。
鉄脚の取り付け
鉄脚を取り付けていきます。
(Amazonで購入)鉄脚は68mmのテーブル用で、仕上がりの高さは約720mmになります。
取り付け用のビスは、鉄脚に付属してるビスを使います。
取り付け位置は、SPF1×6材の両端から5mmの位置にしました。
ポイント
※画像は塗装前に脚の位置を確認したものです。
鉄脚の取り付けが完了しました。
天板製作時に歪まないように接合できれば、鉄脚を取り付けてもグラつく事はありません。
多少のズレは鉄脚下部のゴムが吸収してくれます。
テーブル表面の修正
テーブル表面を滑らかに仕上げていきます。
(鉄脚を取り付けてから行うと、修正がやりやすくなります。)
カンナで段差修正した部分や角面、天板裏面をサンドペーパー#100と、仕上げ用#240で滑らかにします。
木工用ボンドの跡や隙間埋めしたパテもここで修正して目立たなくします。
天板表面の塗装
天板の表面は、ワトコオイル(ダークウォルナット)を1回塗布して、乾燥後にブライワックス(ジャコビアン)で仕上げました。
1800テーブルの完成
ブライワックスがある程度乾いたら、きれいなウエスやタオルで表面を磨き上げて完成です。
色合いも良い感じです。
裏面の斜めカットのひと手間感も良い感じかなと思います。自己満足です。
製作を終えて
今回の1800mmダイニングテーブルは、板の矯正が一番大変な作業でした。
実際には大汗をかきながらカンナで削りました。しかしその甲斐もあって、とても満足のいくテーブルに仕上がったと思います。
サイズが大きい家具などのDIYは、取り回しも大変ですが、完成後の存在感は最高です。
-
-
SPF材の骨組みで作る男前カフェ風BARカウンターの作り方をご紹介!
カウンター側面の製作 カウンターの側面は、塗装をするため面がきれいなシナベニア900×900mm(4 ...
続きを見る
オススメ商品
鉄脚でダイニングテーブルも引き締まります。
テーブル天板には900mmのバークランプ 3~4個はほしいですね。