直線切りには丸ノコやスライド丸ノコが活躍しますが、曲面を切ることはできません。
曲面を切りたい場合は『ジグソー』の登場です!
ブレードと呼ばれる刃を交換する事で、曲線切りからほぞ穴加工まで多彩な切り方が可能です。
丸ノコより安全で、女性やDIY初心者でも安心して扱えるので、まず最初に揃えたい工具としてオススメします。
ジグソー 商品名&価格
今回ご紹介するジグソーは『マキタ ジグソー M421』です。価格は8,400円でした。
(一般的に、基本的な機能付きで3,000円〜、フル装備タイプで10,000円前後で販売されています。)
ジグソー各部の名称
ロックボタン | 連続運転のときに押す |
メインスイッチ | 運転させたいときに押す |
ベースプレート | 直角カットから傾斜カットまで対応可能 |
集塵ホース差込口 | 掃除機ホースと接続すると切削ゴミを吸い込む |
直線切り用ブレード | 直線カットはこれ一本でOK(購入時に付属) |
平行定規 | 直線をカットする際に木材に沿わせて使用する |
ジグソーブレードの種類
直線カットの他に、ブレードを付け替える事で様々な部材のカットや切り方ができます。
ブレードの取り付け方
ブレードの取り付けは、まず六角ボルトを緩めてブレードを奥まで押し込みボルトを締めます。
ブレードがローラに乗っている事を確認しましょう。
ブレードのタイプはBタイプ(ボッシュタイプ)と、穴が空いているタイプがあります。
本体に適正なタイプが記載してあるので、別売りブレードを購入する際は注意しましょう。
ベースプレート位置調整
カットする環境により、ベースプレートを前後に動かしてベースプレートが当たらないように調整できます。
ベースプレートを最大後ろに移動するとこんな感じです。
ジグソー カットの種類
ジグソーは使い方次第で様々なカットが可能です。
カットの種類と使い方をご紹介します。
直線カット
カットする木材の手前からスイッチを入れてスタートします。
ベースプレートが浮かないように気をつけます。
正確に直線カットする時は直角定規などを使います。(オービタル機能を使う事で高速カットも可能です。)
傾斜カット
傾斜カットの時は、ベースプレートの下にあるロックボルトを緩めます。
左右45度まで振ることが可能です。
正確なカットは必ず、プロトラクター(分度器付きスコヤ)等で確認しましょう。
カットする時は、ブレードの先端に台などが来ないように注意します。
刃が台に当たると持ち上がってしまいます。
曲線カット
曲線カットはジグソーの得意とするカットです。
まずは、曲線用の細いブレードを取り付けます。
ブレードを中心に曲げる感じでカットします。
簡単に曲線カットができます。
結構簡単でびっくりしますね!
金属カット
軟鉄などをカットする時は金属用ブレードを取り付けます。
金切りノコギリより楽に切れます。
金属をカットする時は機械油を差しながらカットします。
5mm厚ぐらいの金属が最適です。
窓抜き(ホゾ穴)加工
ジグソーのもう一つの得意分野として、窓抜き加工があります。
ホゾ穴加工もジグソーで簡単にできます。
最初に墨線を引いた窓の四隅に、ドライバードリルで10mmの穴を開けます。
穴は四隅ギリギリでなくても大丈夫です。
ブレードを差し込んで切り出します。
墨線に沿ってブレードを走らせます。
簡単に窓抜きができました。
とても簡単です!
オービタル機能
オービタル機能は、ジグソーの上下運動に前後運動をプラスして高速カットを可能にする機能です。
しかし、最大で切ると速いですがこうなります…。バサバサ。。。
調整レバー1か2でもかなり素早く切れます。3は速さ重視なのでお好みでどうぞ。
まとめ
DIYにおいて、ジグソーはとても手軽で様々な加工を可能にしてくれる便利な工具です。
丸ノコのようにドキドキしながらカットする事もなく、驚くほど簡単に扱えるので女性の方にもオススメです。DIY作品のクオリティをアップさせたい方はぜひお試し下さい。
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