DIYにおいて、木材同士の接合にコーススレッド(目の粗い木ネジ)を使うことが主流になり、インパクトドライバーは欠かせないアイテムになりました。
インパクトドライバーは、回転軸に連続して衝撃を加えるハンマー機能が内蔵されたタイプで、60mm以上の長いコーススレッドも楽に締め込むことができます。
また、アダプターも各種揃っているので、ドリルとして使ったり、自動車のホイールボルトを締めたりもできる万能アイテムです。
特に、ウッドデッキを作るときにはインパクトドライバー無しでは作ることができないぐらい必須アイテムです。
そんなDIYに欠かせない「インパクトドライバー」についてご紹介します。
インパクトドライバー
インパクトドライバーの価格帯
参考価格 | |
バッテリー式(10.8v 14.4v) | 14,000円前後 |
インパクトドライバーの名称
インパクトドライバーは、特殊な操作機能があるわけではないです。
代表的な名称と機能を紹介します。
<回転切り替えスイッチ>
締め込むときは、時計回りの回転ですが、ビスを抜くときは逆回転させます。
<トリガースイッチ>
トリガーを引く強さで、トルク量と回転数を調整します。
<トルク切り替えダイアル>
トルク切り替えダイアル付きのインパクトドライバーは、小さいビスを打つときに、小さいトルクでビスを舐めないようにする事ができる便利機能です。
<回転速度切り替えスイッチ>
回転数を2段階に設定できるので、ゆっくり打ちたいときに便利です。
ビスを打つ時の注意点
コーススレッドが真っ直ぐ入り込むように注意することが大切です。
そのためには、インパクトドライバーを真上もしくは正面に保ち、真っ直ぐに力を加えるようにします。
インパクトドライバーの使い方
コーススレッドを打ち込み始めるときは、回転スピードを抑えて、ゆっくり様子を見ながら打ち込みます。コーススレッドが安定したらスピードを上げて締め込みます。
締め込むトルクが強すぎると、ネジ頭が必要以上に木材にめり込みます。
最後の締め込みも様子を見ながら、木材の表面から少し入りこんだくらいに調整します。
充電器式&バッテリー式
充電式
充電式タイプは、充電器と予備バッテリーが付属しているタイプが主流です。(下記はどちらも充電式です。)
充電時間は20分〜40分程度です。
真夏などは、バッテリー本体が熱くなりすぎて直ぐに充電できない場合があります。時間をおいて冷やしてから充電しましょう。
充電器は連続で充電させると発熱する場合があります。
15分ほど時間を空けてから充電した方が良いです。
バッテリー式
バッテリー式は、容量により使える時間の長さが変わります。
長い時間使える方が良いですが、容量が大きいバッテリーは高価です。
使う平均時間を考慮して選びましょう。
ビットの種類
プラスビット
インパクトドライバーでメインに使うビットが『プラスビット』です。プラス2番が主に使うビットですが、小さいビスはプラス1番を使います。
通常の長さとロングタイプを持っていると、無理なビス打ちを避けられます。
コーススレッド各種サイズや通常のビスはプラス2番、蝶番や取手などに付属している小さめのビスはプラス1番のビットを使う場合が多いです。
(100均の取手などもプラス1番用のビスです。)
ドリル&アタッチメント
ドリルやアタッチメントなど、とても豊富にあります。(ビットの取り付け部分が六角になっているものは、ほとんど1つのソケットアダプターで取り付けが可能です。)
詳しくは下記記事にて紹介中!
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インパクトドライバーをフル活用! インパクト用六角ビットをご紹介!
インパクトドライバー用の六角ビットには様々な種類があります。 一番よく使うのが、コーススレッドを締め ...
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まとめ
DIYで大活躍するインパクトドライバーは、ビス打ちを素早く行うことができ、作業効率も格段にアップします。
さらに使い方のバリエーションを知ると、ビスを打つ用途以外でもたくさんの活躍シーンがあります。
実際どれがいいの?
ウッドデッキ製作には14.4Vあれば十分です。細かい作業用で10.8Vがあると申し分ないと思います。
専門職では無く趣味の範囲なので本格的な18.8Vなどは不要です。
コストと使用頻度を考えて揃えましょう。
ご紹介した商品
コーススレッド50mm以上を打つ場合は14.4V以上のパワーが必要です。
細かいビスや小物取り付けにはトルク調整出来るタイプが便利です。