ジェルカラーニス塗装
大まかな加工が終わったので、塗装を行います。
今回はジェルカラーニスのマホガニーを使います。
ウエスに取りながら、全体にまんべんなく塗装します。
ジェルカラーニスは速乾性です。
夏場だと1時間程でほぼ触れる程度まで乾燥します。

この塗装はお好みで!
ほぞ穴の作成(1×2材726mmの加工)
左右の後ろ脚を、SPF1×2材(726mm)を使って固定します。
SPF1×2材は後ろ脚にほぞ穴を作って差し込んで固定させます。
ほぞ穴は19mm×38mmの大きさ(SPF1×2材そのままのサイズ)に下書きします。
ほぞ穴は床面から100mm上に墨線ラインを引きます。
SPF2×3材の中心に19mmの墨線を引くときは、両端から22mmのところに引くとちょうど真ん中に墨線を引くことができます。

ほぞ穴は、ドリルガイドを使い電動ドライバードリルで下穴を数カ所掘ります。
ドリルの刃は大きく穴開けをする10mmとその間を開ける5mmを使いました。
大きい刃で大まかに穴を開け、開けきれない部分を小さい刃で開けます。
掘るところの木が少ないと、後のノミ作業が楽になります。
次にノミと金づちを使い、ほぞ穴を整形します。
まずは墨線ラインにノミで切れ込みを入れてから、金づちでノミを叩いて掘り込みます。
慎重に丁寧に行います。
ほぞ穴が完成しました。
ハンガーラックの組み立て
左右の脚を重ねて、クランプで抑えながら組み立てていきます。
電動ドライバードリル(刃:8mm)で下穴を開け、インパクトドライバーでコーススレッド(75mm)で固定。
寸法を確認しながら、棚をはめ込みコーススレッド(50mm)を打ち込んで固定します。
さらに、後ろ脚の下部にSPF1×2材(726mm)をほぞ穴に差し込み、コーススレッド(75mm)で固定します。
脚の床面から200mmの高さに脚を固定する2×3材を取り付けます。
図面上の寸法は182.65mmですが、現物合わせで墨線を引いてカットします。
角度は80度にカットします。
全ての部材の取り付けは8mmの下穴を開けて、コーススレッドで留めます。
8mm丸棒を10mm程度にカットしダボ穴用を作ります。
木工用ボンドを付け、全てのダボ穴(コーススレッドを打ち込んだ部分)に8mm丸棒を打ち込みます。
アサリなしのノコギリで余分なダボを切ります。
ダボをカットした面をサンドペーパー(#320)で整え、ジュエルカラーニスを再度全体に塗ります。
アクセントとしてセリアのアンティークピンを取り付けます。
ハンガーラックの完成
完成です。部屋の雰囲気とマッチして、とてもオシャレに仕上がりました。
製作を終えて
ツーバイ材での大物製作は、材の曲がりやソリをいかに抑えながら寸法を合わせるかがポイントです。
出来上がりには、とても満足しています。
ご紹介した商品
角度を簡単に計測できる便利ツール
真っ直ぐな穴を手軽にあけれるドリルガイド