アイロンをかけた後や、明日着る予定の服をちょっと掛けておける衣装ハンガーラックが欲しいなと思い製作しました。
ハンガーラックの上には棚を設けて、洋服ブラシやコロコロ(粘着テープ)も置けるようにしました。
アンティーク感を出すため着色はマホガニー、そしてポイントとしてセリアの100均パーツを付けました。
部屋の雰囲気がガラッと変わる、おしゃれなハンガーラックに仕上がりました。
【図面PDFダウンロード可能】
DIYレシピ
ハンガーラックの材料

- SPF2×3材:1500mm(後ろ脚用2本)、1526mm(前脚用2本)
- SPF2×6材:670mm(棚用1本)
- SPF1×2材:726mm(後ろ脚接合用1本)、650mm(ハンガー用1本)
- SPF2×2材:300mm(ハンガー用2本)、182.65mm(前後の脚固定用2本)
- 8mm丸棒(ダボ用)
- コーススレッド:75mm、50mm、30mm
- ジェルカラーニス(マホガニー)
- アンティークピン(セリア)
SPF2×2材(182.65mm)は組み立てていく過程で、現物に合わせてカットすることをオススメします。
ハンガーラック製作の道具
- 丸ノコ&丸ノコガイド
- プロトラクター・差し金
- メジャー
- ノコギリ(胴突き・アサリなし)
- ノミ・金槌
- カンナ
- 電動ドライバードリル&ドリルガイド
- インパクトドライバー
- クランプ
- サンドペーパー(#320)
- ウエス
ハンガーラック各部材の切り出し
上記の材料と図面を参考に、各部材を記載された長さに切り出します。
ポイント
後ろ脚の加工(1500mm -2本-)
脚部分に棚板を設置するため、棚板をはめ込む溝を作ります。

まず、後ろ脚(SPF2×3材)の上部から300mmのところで、棚の板厚38mm幅の溝を掘ります。

前脚にも棚板をはめ込みますが、前脚の溝掘りについては後ほど。
丸ノコの刃の出幅調整は差し金を使い10mmに調整します。

切り欠く38mm幅の内側を2〜3mm間隔で何本も溝切りします。

溝切りしたところを金づちで叩いて取り除きます。
通称『金槌バンバン』(笑)

不要な部分を取り除いたらノミできれいに仕上げます。

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ハンガーラック前脚の加工(1526mm -2本-)
前脚は画像のように2種類の角度をつけていきます。

前脚の下部(床面)を80度の角度で墨付けしカットます。

プロトラクターを前脚の角に合わせ、80度の墨付けをします。

墨付け部分を丸ノコでカットします。(2本とも)

前脚の上部は170度の角度で後ろ脚と接合させます。
墨付けは板幅の1/3ほどの位置から始まるようにします。
DIYはインスピレーションです(笑)

プロトラクターで基準線を引き、さらに差し金で墨付けをします。

丸ノコ定規では170度を設定できないので、胴突きノコギリでカットします。
DIYの基本はノコギリさっ!

なんてね。最近は丸ノコに頼りすぎ。。。
ノコギリは修行が必要です。
切り口が曲がってしまった場合は、カンナで面を直線にします。

角度を変えないように慎重にカンナがけを行い、直線にします。
リカバリーはDIYの醍醐味さっ!

カンナかけ終了。
スベスベの面ができました。

後ろ脚と合わせ、棚をはめ込むラインを差し金でまっすぐ墨付けします。
墨付けラインがしっかり80度になっているかプロトラクターで確認します。

丸ノコ定規を80度に合わせ、溝を深さ10mmに溝掘りします。(後ろ脚と同じ)

溝掘りが完了しました。不要な部分を金づちとノミで仕上げます。

脚部の加工が完了しました。

ハンガー部分の作成
ハンガー部分は、SPF2×2材300mm(2本)とSPF1×2材650mm(1本)で作成。
インパクトドライバーでコーススレッド(30mm)を打ち込み固定。

大まかな部材の加工が完了しました。ここからは、組み立てながらほぞ穴等の加工をしていきます。