ウッドデッキにガーデンチェアを置いて、理想の休日を過ごすのはとても良い時間ですね。
しかし、ガーデンチェアを毎回片付けるのは大変なので屋外に出しっぱなし。。。
すると!
ガーデンチェアの木部が痛んで白くなってる!(白華現象:はっか)
買い換えるのは勿体無いしどうしよう。。。て事ありますよね。
でも大丈夫。簡単にメンテナンスできるんです。
今回はガーデンチェアのメンテナンス方法をご紹介します!
屋外家具のメンテナンス
木部塗装の材料
- 油性木部保護塗料
- うすめ液
木部メンテナンス道具
- サンドペーパー#100、#400
- ラスター
- 刷毛:コーナー用15mm、50mm
- 塗料カップ
- ウエス
木部メンテナンスの材料と道具
メンテナンスに使う道具は研磨と塗装の道具のみ。
そんなに道具は必要ないんですよね。
研磨はサンドペーパー#100で古い塗装と痛んだ表面を研磨。
ラスターで研磨クズを除去。
塗装は木部保護塗料と洗浄用のうすめ液と塗料カップ、刷毛です。
今回使う塗料は、油性の木部保護塗料。しかも自然素材となかなかの高性能塗料です。
元々の木部の色を再現したいので、メープル色にしました。
水性塗料もありますが浸透性が高い油性の方が持ちがいいですね。
ニス塗装もありますが、ずっと外に置く場合はウッドデッキと同じ感覚で浸透性塗料でメンテナンスをした方が良いと思います。
古い塗装を落とす!
新品の時の塗料はウレタンニスだったと思います。
ニスの研磨は大変なので、このくらい白華(はっか)が進んでニス自体が無くなった状態の方が研磨は楽ですね。
白華しているのは基本的に表面のみ。
古い塗膜と痛んだ表面を落とすと木の色が出てきます。
できればこの段階まで研磨しましょう。
下側は痛みが少ないですね。
研磨が終わったら、ラスターで研磨クズを必ず除去しましょう。
これを怠ると塗料に古い塗膜が付いて仕上がりがザラザラになります。
リペイントは下地の再生がキモです。なるべく木材の綺麗な肌が出るまで研磨しましょう。
木部塗料の準備
塗料は使う前に良く振って攪拌します。
購入時には顔料と溶剤が分離していて、そのまま使うと最初は薄く、最後は濃くと均一の色になりません。
いよいよ塗装開始!
よく攪拌したら塗料カップに注ぎます。
注ぎ量はカップの1/3位まで。
その方がカップが安定して倒れ防止と塗料の飛び跳ね防止になります。
サラサラしてますからね、油性木部塗料は。
コーナー用刷毛は細かい部分の塗装に便利です。
塗装の順番の基本は、裏側の細かい部分から。
刷毛の先端を狭い所に滑り込ませるように。
そして、細かい部分が終わったら広い部分を塗装します。
裏側が終わったら表面を同じように塗装していきます。
細い角部分や端部から。
結構、塗料はたっぷりと付けて染み込ませる感じです。
塗料のタレに注意して。
両端部を塗ってから広い部分を仕上げていきます。
今回はコーナー用刷毛のみで塗装しました。(小回り効いて結構好きな刷毛なんです。)
1回目の塗装が完了しました。
結構たっぷり塗料を乗せても吸い込みが激しいですね。
乾燥が進んでいたので2回から3回で仕上げる感じでいきます。
チェアの塗装
チェアの塗装もテーブルと同じように裏側の細かい所から。
狭い部分も同様に、たっぷりと塗料を付けて刷毛先で乗せていきます。
チェアの塗装1回目が完了です。
1回目の塗装をしっかり乾燥させてから2回目の塗装を行います。
まだまだ吸い込みが出たので、3回目まで塗装を行いました。
2回か3回かは、仕上がり具合で判断します。
さらにひと手間
塗装が完了したら、ウエスでフレームに付いた塗料を拭き取ります。
メッキの場合はウエスに軽くうすめ液を付けて拭くだけで簡単に取れます。
今後のメンテナンスを考えると、丁寧な処理をしておく事でキレイな状態を保てます。
ガーデンチェアメンテナンス完了!
ガーデンチェアセットの木部メンテナンスが完了しました。
いい色に仕上がりました。
完全に乾燥した後にサンドペーパー#400くらいで軽く撫でるとスベスベになりますよ。
塗装の後は…(刷毛のメンテナンス)
塗装の後は、残った塗料を缶に戻します。
カップ表面に付いている塗料も刷毛で拭き取り、缶に戻します。
セコいからではないですよ!
この後の洗浄が一回で済むのです。
うすめ液をカップに適量入れて、刷毛をしっかり洗浄します。
今後、同様に刷毛を洗浄するときのために、洗浄後のうすめ液は別の缶(もしくは残量の減ったうすめ液の缶)に移して保管しておきましょう。
洗浄1回目は使い回したうすめ液を使用し、仕上げ洗浄は新品のうすめ液を使う感じです。
結果、缶は2つ持っておくという感じですね。
なので、うすめ液の缶は捨てずに取っておきましょう。
洗浄が完了したら、ウエスでしっかりうすめ液を拭き取り、刷毛先を整えて保管します。
メンテナンスを終えて
ガーデンチェアも適切にメンテナンスするだけで、長くキレイな状態を維持する事ができます。
作業自体はとても簡単で、所要時間も2時間から3時間くらい。
道具もそんなに多くないのでぜひトライしてみて下さい!
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