基本構造の製作が完了しました。
ここから調整機能などの仕上げをしていきます。
引バネの組付け
スタンド裏面にバネを取付ける為の板を取り付けます。
バネの固定にビスを側面に打つ為、18mm程度の厚さの板がいいと思います。
140mmの引バネを使います。
取付位置は製作時、写真の位置にしました。
電動ドリルを取り付けた時に重量で下がります。
テンションが掛かっている状態で、ビス取付位置を調整しています。
ドリル垂直の確認
ここで、ドリルの精度を確認します。
縦方向にはズレがあります。
横方向は大丈夫です。
精度を出せるように注意しながら加工しましたが、やはり調整機能が必要ですね。
電動ドリル固定部の製作
電動ドリルの固定に調整機能を付けます。
横縦方向の調整と電動ドリル本体の固定機能を製作します。
まず、電動ドリルの固定と縦方向の調整機能の製作です。
キャビネット蝶番を写真の様に取り付け。
電動ドリルを直接固定する板を切り出します。
この部材も強度重視で12mm厚のベニアを使います。
注意ポイント
電動ドリルの固定方法をスポンジから確実なエポキシパテに変更しました。
ドリル上部固定にエポキシパテを使用します。
エポキシパテは、2色を均一になるまでコネて使用します。
電動ドリルに付かない様にサランラップで保護します。
エポキシパテを載せてカバーをかぶせます。
カバーの周りからエポキシパテを抑えて、電動ドリルと密着と整形。
垂直が出ていればOKです。
横調整機能の製作
横調整用のパーツはベニア9mm厚をコの字型に製作。
7mmの穴を両側にあけて、M5爪付きナットを取り付けます。
穴を開ける位置は、電動ドリルの形状によって変わります。
安定して固定できる位置を見定めて位置を決めます。
当て木を当てて、Cクランプで押し込みます。
M5トラスネジ40mmを内側からねじ込み、端はダブルナットで固定。
両方のねじ込み量で横方向の傾きを調整します。
この2つのパーツで縦横方向の調整と電動ドリルの固定を行います。
固定方法をスポンジからエポキシパテに変更しています!
電動ドリルスタンドの完成
パッチン錠を取り付けて、完全に固定が出来ました。
多くの製作工程を経て、電動ドリルスタンドが完成しました。
たくさんの製作工程のおかげで、凝った感じのスタンドになりました。
追加でスタンド裏にコードホルダーを製作。
電動ドリルスタンドの試し運転
完成した電動ドリルスタンドを微調整後に、使ってみます。
簡単に穴あけが完了しました。これで精度が必要な穴あけ加工が出来ます。
製作を終えて
電動ドリルスタンドは、縦方向の精度を出すことがポイントです。
しっかり組み上げる事で精度が高い電動ドリルスタンドが完成しました。後、追加するとすればレバーを追加して作業性の向上を目指すかなと言うところです。
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