DIYも本格的になってくると、『真っ直ぐな穴を安定してあけたい!』と言う衝動に駆られます。(笑)
特に折り畳みできる家具製作などは正確な穴あけが必要になるので、完成度を求め出すと加工精度を上げたくなりますね。
ボール盤を購入すればいいのですが、高価だし場所も取るしで、中々手が出ません。
コンパクトな電動ドリルスタンドも市販されていますが、DIYされている方もたくさんいらっしゃるので参考にしながら電動ドリルスタンドをDIYしようと思います。
DIYレシピ
ボール盤の材料
- ベニア合板 12mm厚、9mm厚各サイズ
- 角材各種
- スライドレール 245mm
- キャビネット蝶番・パッチン錠
- 引バネ 140mm
- エポキシパテ
- M4、M5ツメ付きナット
- M4、M5各種ボルト
ボール盤製作の道具
- スライド丸のこ、丸のこ
- インパクトドライバー
- トリマー、サークルカット治具
- ジグソー
- のこぎり、サンドペーパー
- 差し金
- クランプ各種
- 木工用ボンド
- 両面テープ
今回の電動ドリルスタンドは、凡用性と言うより電動ドリルの機種サイズに合わせて作る感じになるかなと思います。使われる予定の電動ドリルのサイズに調整してください。
メモ
使用する電動ドリルを元に測定
電動ドリルスタンドに使う機種は『リョービ D-1100VR』と言う機種です。
電動ドリルスタンドで固定する部分の直径は43mm。この部分を支点にして製作します。
電動ドリルスタンドのメイン部材 スライドレール
電動ドリルスタンドのメイン部材がスライドレールです。
引き出しとかに使う部材ですが、精度が高くて上下運動に最適なグッズですね。
電動ドリルスタンドをDIYされている方もこのスライドレールの様々なタイプを使われています。
今回は、246mm(ミニベアリングタイプ)のスリムなレールを使います。
スタンド本体の製作
電動ドリルスタンドの柱となる本体部分の製作からスタートです。
柱となる角材はシッカリと支えてくれる様に40mm×30mmの角材を使用。
ベースは9mm厚のベニア合板を2枚張り合わせて18mm厚に。
転倒しない様に大きめのベースを用意しました。
まずは木工用ボンドで固定。
柱後部に補強材を入れるのでベース端はら20mmの位置に固定しました。
木工用ボンドが固まる前に直角を確認。
ポイント
木工用ボンドが固まったら、ベースの裏からコーススレッド65mmで固定します。
スライドレールの取付
スライドレールを取り付けるガイドとして、10mm×5mmの檜角材を木工用ボンドで接着。
メモ
40mm×13mmの角材にスライドレールを固定します。
端から15mmに墨線を引いてその線をガイドとして固定します。
センタードリルビットで下穴をあけて、スライドレール付属のビスを3ヶ所づつ固定していきます。
2セット製作完了です。
ポイント
本体の柱にスライドレールを取り付けます。
柱に取り付けたガイドの木材に寄せて付属ビスで固定。
上方向の固定は付属ビスでは取り付けられない穴だったので、トラスビスM4×10mmで固定しました。
柱の後部端にも10mm×5mmの角材を接着。(後ほど製作するストッパーを安定させる為。)
柱後部には45°にカットした補強材を接着。(気休め程度の補強材ですが。。ストッパーの関係でこのサイズに。)
電動ドリルスタンド本体の基本製作が完了しました。次は、電動ドリルを固定する電動ドリルホルダーを製作します。